合格者からの声、指導記録

当セミナーを受けて合格者された方々から、喜びの声が届いています。合格おめでとうございます。
(お寄せいただいたご意見・ご感想を無修正にて掲載しています。)


下の画像をクリックしてください。録音した音声が再生されます。
下記の録音内容は、テキストでも見ることが出来ます。

2008度に受講された合格者

藤田

相蘇

KBR 様(仮名)

 

総合技術管理部門機械−交通機械

総合技術監理部門 
建設・施工

建設部門 河川 

 

(16分 2.4M)

(6分 1.0M)

(16分 2.3M)

 

 

2007年度合格

 

 

AIS様

 

 建設部門 施工、積算 

 

(11分 1.6M)

 

2006度に受講された合格者

G Z 様(仮名)

.I 様(仮名)

.N 様(仮名)

.M 様(仮名)

機械部門 交通機械

総合技術監理部門 
建設・施工

建設部門 道路 

 水産部門 水産加工 

(11分 1.7M)

(6分 0.9M)

(9分 1.3M)

(9分 1.4M)

2005度に受講された合格者

2004年度合格 

 

.M 様(仮名)

.Z 様(仮名)

 

.T 様(仮名)

 建設部門 都市および地方計 

 建設部門 施工、積算 

 

  建設部門 鋼構造及びコンクリート

(8分 1.2M)

(11分 1.7M)

 

(9分 1.4M)

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筆記試験

A 様 衛生工学部門 

B 様 建設部門(鋼構造及びコンクリート) 

C 様 機械部門

D 様 建設部門 (施工積算) 

E 様 建設部門 (都市及び地方計画) 

F.M様 水道部門 (下水道)
M.M様 水産部門 (水産加工)
G.Z様 機械部門 (交通機械)
M.N様 総合技術監理部門 (建設・都市および地方計画)
AIS 様 建設部門 (施工積算)

口頭試験

F 様 建設部門(トンネル)

G 様 応用理学部門

F 様  建設部門(都市及び地方計画)

H 様 建設部門(鋼構造及びコンクリート)

I 様 建設部門(鋼構造及びコンクリート)

J 様 建設部門(鋼構造及びコンクリート)

K 様 建設部門(土質及び基礎)

L 様 建設部門(都市及び地方計画)

M 様 上下水道部門

T.I 様 総合技術管理部門 (建設・施工)
M.S様 建設部門・都市および地方計画
Z.N様 水道部門 (上水道)
P.N 様 建設部門 (道路)

メールマガジン

N 様 建設部門

O 様 衛生工学部門

お名前(仮名) I .Z 様(仮名) M .N 様(仮名) U.M 様(仮名)
部門   建設部門 施工、積算   建設部門 都市および地方計画   建設部門 都市および地方計画 
指導期間 12ヶ月 8ヶ月 8ヶ月
面談回数 3回 1回 4回
答案添削回数 19回 17回 9回
メール回数(往復) 63回 43回 19回


■合格者の感想 (アンケート結果)
以下の方はパーフェクト(筆記試験・口頭試験対策)コースを受講して合格されました。

A様 衛生工学部門 

 当初、私は、受験勉強の進め方や回答方法など技術士受験への取り組みかたがわからず、会社の先輩にも聞けず困っていました。そんな私のような初心者に対して、確実に合格までたどり着けるつけるよう的確な指示を頂き、とても安心できました。また、「申込書の業務欄には物件のことをどこまで記述すればよいか」といった些細な疑問、質問にも明快に個人指導してくれたことが良かったと思います。

 経験論文の指導の仕方は、最高に良かったと思っております。特に良かった点は、助言によって私の答案に幅が出たことです。当初私は自分の得意分野の業績だけを書こうとしていました。しかし、答案検討シートを用いた指導の結果、物件のエネルギーシステム全体を俯瞰するようなより高い視点から、内容を見直しました。このような新しい観点で答案を再構築できたことが合格に寄与したと思います。類似研究の文献・資料も、入手困難なものをタイムリーに頂き助かりました。

 専門選択問題(T―4)では最新の出題傾向予測を元に予想問題を頂きました。結果は準備したものとほぼ同様の問題が出題され、落ち着いて書くことが出来ました。予測が当たるかどうかは運次第ですが、学会誌等からの傾向分析があったため、自信を持って受けることが出来きました。なぜなら、もし的が外れたら、よっぽど運がないんだと思って試験に臨めたからです。

 一般問題の資料として頂いた、白書や論文等については、情報量および質ともに良かったと思います。学会誌は私も購読してますが、この内、どれが試験に出そうなのか適格にご指示頂いたのは参考になりました。

遠隔地のため、指導の途中、一度もお会いできませんでしたが、メール、TEL、FAX等の対応でほとんど支障を感じることなく試験対策ができました。

B様 建設部門(鋼構造及びコンクリート) 

パーフェクトコース

私がこの講座で一番良かったと思うのは、終始マンツーマン方式で指導を受けられたことです。自分が納得いくまで相談にのって頂いたことに感謝しています。

というのは、実は本講座の以前に、N協会とG研究会の2講座を受けていたのです。いわゆる通信添削、講習とグループ面談というものです。これらは技術士試験の概要や勉強の仕方を知るという点では有意義でした。しかし、答案に赤で書かれた指摘は抽象的な表現が多く、自分が主張したいことを自分の言葉で説明することは最後までできませんでした。(その結果、その年は合格できませんでした)

ところが本講座では面談、電話、FAX、メールで自分の納得がいくまで添削して頂きました。また、論文の内容を高めるため国会図書館等に同行していただき、資料収集方法を教わりました。これらの積み重ねで論文作成上の注意事項が具体的な表現方法として反映され、答案は見る見る改善していきました。やはり、微妙な表現方法や、自分の主張と先生の言わんとしていることの違いは、面談なしでは会得できなかったと思います。私の誤解は、先生の例示や客観的評価により見る見る改善していきました。おかげで論文は見違えるほど理路整然としたものになったのです。これらをクリアーににせずには合格はなかったと今は思っています。

一方、講座に注文したい点もあります。その一つは自分のレベルがわかりづらかったことです。自分が今どの程度の仕上がりか、また各時点での合否の判定をして頂ければと思います。また、もう一点は、教材は満足のいくものでしたが、欲を言えば業績を検討するチェックシートはなじみが薄いため、書き方がわかららず、サンプルがあればよかったと思いました。

最後に、本講座の特長とされている論文添削に重点をおいた指導についてです。申し込み時点ではその方法についての理解は漠然としたものに過ぎませんでしたが、振り返って見るとなるほどと納得できます。講座では、単なる論文添削ではなく、論文評価を高めるため、技術者理念や実績・能力の具体的表現の指示がよくありました。私の体験がベースとなるため、先生と私の「二人三脚」での探索が繰り返されました。先生は、目的や原因をつきとめるときに「それはなぜか?」と私に厳しく問いかけました。あまりの頻発に私は何度もくじけそうになりましたが、今考えるとその「なぜ」が技術士の本質ではないかと思います。自ら疑問を発して技術の本質を見極めるといった姿勢を教わることなしには合格はなかったと思います。この厳しさをこれからも維持してもらいたいと思います。

C様 機械部門 (アンケートに答えていただきました) 

パーフェクトコース
@講座をうけてみていかがでしたか? 思いつく点をご記入ください
 技術士合格という目標に対して、この講座はベストの選択だったと思います。
私の場合、周りに技術士合格者が全くいませんでした。
振り返ってみて、独学や大手指導機関のカリキュラムでは合格は難しかったと思います。
答案を作るということは、直接的には技術士としての考え方を身に付けることだと思います。
そうした考え方を根気よく指導して頂けました。
また、私のいろいろな思いも快く聞いて頂き受け止めて頂けました。これは個人指導だから可能だと思います。
また、適切に尻を叩いて頂けました。
業績論文以外の対策は不足していたにもかかわらず、結構あっけなく合格してしまいました。
A講座で学んだことで一番印象に残ったことはどんなことですか。
 学んだこととしては覚えていません。
  尻を叩かれて、終電で帰ってから朝方まで宿題の「シート」を準備したこと、
 ルノアールでアイスココアを飲んだことなどが残っています。
B指導内容で合格に寄与したことはどのようなことだと思いますか。
 経験論文作成の前段階として、「業績シート」の作成指導。
 自身の業績をどういう切り口で聞かれても、書けるという準備は重要だと思います。
C講座を受けてみて自分(あるいは答案が)が良くなったと思える点はどこですか。
 経験論文の成果(当初は自分の業績の何が成果というるのかわからなかったが、自分の技術の核心が語れるようになった)
  論文の書き方(技術士に相応しいとわかってもらえる業績の論法や記述方法がわかりました)
D講座では、どんな指摘がありましたか。それに対してどう対処しましたか。
 再三の「よくなりましたが、まだ改善が必要です」という指摘が印象的です。
 具体的な指摘があり、その都度、指導頂いたポイントを自分で理解したなりに「シート」に表現しました。それだけです。
E面談は満足できましたか。添削のみの場合と比べて、違いはどうだと思いますか?
 先生との面談は大満足でした。添削だけですと、どうしても表面的改善であり、答案内容の本質的改善は難しかったと思います。
添削を受ける側が、指摘内容を、言葉の裏まで含めて受け取ることはできません。またこちらが納得するまで、ゆっくりと時間を取っていただきました。それもよかったと思います。
F受講前の印象と受講後の感じはどうでしたか。予想通りであった点は何ですか?予想外だった点は?
 予想通りだったのは、私が選んだ講座に間違いはなかったということでしょうか。
 受講前は、大手の指導機関と比べて、違いがこれほどまでに大きい(内容的に優れている)とは思いませんでした。
 受講してみて、予想以上にきちんと指導して頂けました。根気よくして頂いた指導に感謝です。
									以上

D  建設部門 (アンケートに答えていただきました) パーフェクトコース

 技術士講座についてのアンケート

 @       講座をうけてみていかがでしたか? 思いつく点をご記入ください

 相談や添削を依頼できる方(私の周りに技術士がいなかった)がいなかったので、独学で勉強するしか方法がありませんでした。しかし、独学では限界がありましたので、何か良い講座がないものかと模索していました。そんな時、本講座をネットで拝見し、内容が知りたく、すぐメールで送り、講座内容を確認し受講することになりました。やはり一番良かった点は、マンツーマンで指導して頂ける点に尽きると思います。何ヶ月も一緒にやりとりをしていると、講師の方が受講者の事をよく把握でき、よりつっこんだ中身(論文)になるものと思います。

A       講座で学んだことで一番印象に残ったことはどんなことですか。

最も印象に残っているのは、私が書いたシートやレジュメに対して、翌日には返答(添削;添削シートをスキャナーで読みとってjpg形式で送られてきた)があった点です。それも概ね日がかわる時間帯に送られてきており、私のためにかなりの時間をかけていただいたと思います。本当に感謝しています。ありがとうございました。

B       指導内容で合格に寄与したことはどのようなことでしたか。

 経験論文の中の業績シートは、筆記試験だけに利用するのではなく口頭試験をも、考慮したものであるため、春先からはじめるこのシートは重要です。

C       講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処しましたか。(記憶にある範囲で)

 提出したシート、レジュメ、答案等、「よくできています。特に問題はありません」というメッセージは2論文だけ(経験、一般、専門あわせても)でした。それ以外は、「改善が必要です」や「・・・について、白書や本で勉強してください」といった具合(ショックな返答が多かった)で、メールの返信が怖かった(?)です。(手直しが多いと、せっかく書いた論文がやり直しになってしまうから)

しかし、ここでやる気を失うと今までの努力が失せてしまうので、1〜2日程度論文のことを忘れて、テレビ(映画やドラマ等)を見て気分転換することで、私はなんとか持ち直すことができたように思います。

D       講座を受けてみてご自分(あるいは答案が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。

やはり、わたしは技術士2次試験の中で重要(大変)なのが経験論文だと考えます。概ね、問題はわかっていますので、それだけ準備もできますし、配点も高いわけですから、採点者もそのつもりで評価(採点)すると思います。経験論文は、10人いれば10通りの論文が出来るわけですから、どれだけ自分の色(技術力等)を出せるかにかかっています。技術士にふさわしいとわかってもらえる業績・記述方法等は、独学では難しいと感じました。自分では、どこが長所でどこが短所なのか、見えにくい部分があるので、やはりきちんと技術士の方に添削して頂いて、自分の色や記述方法などが着実に身についたと感じました。

 E       面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはどうだと思いますか?

私の場合、地方ということで一度もお会いはできませんでしたが、そのかわりにカセットテープで添削や改善点等をして頂きました。添削のみでは、どうしても表面的な改善となってしまう傾向にあると思いますので、面談等(直接声を聞く)はとても大切だと思います。

 F       本講座の受講前の印象と受講後の感じはどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?

数え切れないくらいの添削していただきました。(ここまでしていただけるとは思っていなかった)

シート、レジュメ、答案等は、期限(いつまでに提出しなさい)があり、これを守るのが辛かったです。特に、口頭試験では筆記試験の結果発表から次の口頭試験まで1ヶ月ということで、筆記試験終了後、少しずつ準備(自分なりに市販の本等をみながら)をしていたのですが、筆記の結果発表後、すぐに教材が送られ事前に準備をしていたのですが、まだその何倍も時間をかけないと終わらない量で、私自身は喜んでいる暇すらなかったような気がします。

 G       今後の本講座の受講者へのメッセージ

本講座は、費用も多少かかります。しかし、その分中身も濃くかなりハードです。私は中途半端な気持ちでは、講座についていけませんし、合格もできないと思います。自分自身の気持ちをしっかり持って、「必ず合格する!技術士になる!」という強い意志で臨んでほしいと考えます。

 H       技術士受験者に対してのメッセージ

 技術士試験に関する情報は、現在インターネット上で簡単に情報を得ることが出来ます。インターネットが普及する前の受験者は、その点大変であったと思います。自分の空いている時間でインターネットを有効に利用し、重要だと思える情報や模擬問題は無料でダウンロードできるものは入手し、活用しながらの勉強方法が最良だと私は考えます。

                                                                       

E  建設部門 (都市及び地方計画)

技術士講座「パーフェクトコース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 思いつく点をご記入ください。
・はじめに留意点を挙げて頂き、それを踏まえて準備・作成、そしてコーチングによる指導(気づきの促し:暗黙知→形式知)といった流れが非常に力がつくため、論文を自然と自分の中に取り込むことができました。

A 講座で学んだことで一番印象に残っていることはどんなことですか。
・やはり、徹底した面談指導によるコーチングでした。
・また、かなりなやんでお手上げになったとき、手をさしのべてもらい、論文を具体的に修正し、きちっと、モノとして見せてくれる。そして、その添削結果が目から鱗であったことを今でも覚えています。
・こういう風にまとめればよいのかといった気づきがあり、本当に感動に近かったです。あれは、1人では気づきませんし、できません。

B 指導内容で合格に寄与した内容はどのようなことだと思われますか。
・徹底したコーチングによる添削指導と、やはり、ちゃんと添削で「このように直すんだよ」という所を見せてくれた点です。
・また、資料も明快でわかりやすかったです。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)
・私の場合、論文の内容が一つの技術ではなく(緑地計画→都市計画→条例づくり)、複数の技術を展開し
た論文となっていましたので、どうしても、経験論文の文字数の制限を上回っていました。
・そのときに、なやみながら論文を書いたのですが、それについて、きちっと先生が回答をつくってくれたところにあります。
・あの回答が、本当に目から鱗で、その後の論文の作成に大いに役に立ちました。
・また、経験論文及び面談対策の回答を作成する上で、面談で繰り返し徹底して行われた問いかけです。あれは効きました(笑)。かなりつらかったです(笑)
・でも、それにより、論文を書く上での技術の本質に自分が気づくことができ、論文を作成できました。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れてきたつもりですが、それらは役に立っていると感じられましたか。
・これまでにたくさんそのことについて触れてしまっていますが、本当に役に立ちました!!
・詳細な面談指導による問いかけの繰り返し、論文の添削、本当に目から鱗でした。

E 講座を受けてみてご自分(あるいは答案が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。
・1点目は、論文に記載するべき技術の本質を見極める
・2点目は、それをどのようにプレゼンテーションするか
(成果概略→課題→対応方針→成果→改良点→今後の展開)
・これらは販売している参考書には書いていません。先生の資料と指導によるものが大きかったです。

F 面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはどうだと思いますか?
・面談は、私の都合にあわせて、こまめに対応して頂き大変満足しています。
・添削のみであると、何が問題かがはっきりわかりませんし、指摘された事項でなおすことが良いかどうかがわかりません。
・実際に会って話をして、改善方向を双方の合意により確認を重ねるという作業が大変重要だと思います。

G 本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?
・実は、先生個人がお一人でやっているとは思っていませんでした。(笑)
・お電話で連絡ができて、連絡先が先生の家の電話だったので、びっくりしたと同時に安心しました。
・もし、会社であったら、先にお金を振り込むことに迷っていたかもしれません。
・また、こんなに丁寧に対応して頂けたことにひたすら感謝です。
・メールでの回答は、ほとんど2日以内に来ますし、携帯電話で対応もして頂ける。また、私はコンサルで土日もない様な感じだったので、添削を入れたJPEGファイルや音声ファイルでの指導など、様々な対応を図って頂きました。
・個人個人のライフスタイルに合わせて、指導の方法も変化させてくれると言うことが非常にうれしく思いました。

H 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。
・特に注文はありません。
・強いて言えば、問いかけはつらかったです(笑)もう少しはやく回答をもらえたらと何度も思いました(笑)

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
・ 問いかけがかなりつらいと思います。
・ でも、それにめげずにがんばれば、答えは導き出せますし、本当にこれ以上分からないといったときには、きちっと、形にして論文の回答が得られます。
・ とにかく、先生から出された課題について深く考えることが重要だと思います。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。
・ メッセージを送るほど、まだ偉くないので思いつきません(笑)すみません。
・ でもひとつ、ふたつ、おもしろいエピソードはあります。
・ 私は、技術士二次試験の合格を先生のおめでとうメールで知りました(笑)
・ 仕事でばたばたしていて合格発表の日を忘れていました。
・ でも、メールを送ってくださることに、「生徒としてちゃんと見てくれているんだ」とうれしく思いました。
・ また、面談試験の午前中にお電話をいただき、「技術士対策の掲示板に面談速報がのっているから参考にしなさい。」という情報と、激励の言葉をいただきました。
・ この電話にも感動し、よしがんばるぞと面接会場に向かいました。
・ ここで、二つめのおもしろいはなしなのですが、面談時間をじつは1時間勘違いしていて、遅刻しそうになりました。会場に着いたのは10分前。かなりあぶなかったです。道玄坂をひた走ったのを覚えています。

本当にありがとうございました!!!

PS:また、転職の相談にも乗って頂けるなんて本当に感動です。なんか生徒になった様でうれしいです。今後ともよろしくお願い致します。

F.M様 水道部門 (下水道)

技術士講座「パーフェクトコース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?
今までの人生の中で、これほど真剣に取り組んだ講座はありませんでした。初めは技術士合格を目標として頑張っていたのですが、途中から合格はどうでもよくなり、講座で得た知識や技法をいかに日常業務に生かすかを考えるようになりました。一石二鳥の成果が得られ大変満足しています。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。
技術士はあれこれ手を加えるのではなく、ピンポイントで対策を施し課題を解決できる能力が必要だと教えられたことでした。なるほどなと感心しました。

B 指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。
科学技術は経験則ではないということです。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。
暗黙知から形式知への転換と、経験ではなく理論を重視することを常に指摘されました。国会図書館で分厚い専門書をひたすら読みまくったことを覚えています。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。
講座で得たそれらの知識をいかに生かすかを考えながら、現在日常業務に取り組んでいます。

E 講座を受けてみてご自分が良くなったと思える点はどこですか。
問題に対して、的をはずさず簡潔でわかりやすい回答ができるようになったと思います。

F 面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはありますか?
添削では理解しがたい内容が、電話相談によりクリアになりました。また、自分の論文について内容不足な点を電話で説明することにより、先生に理解していただけるというメリットがありました。

G 本講座の受講前の印象と受講後の感想はどうでしたか。
ホームページでは他の講座とは違うことを強くアピールされており、受講前は半信半疑でした。受講してみると先生は一人であるにもかかわらず、各々の受講者にほぼマンツーマンで指導していることがわかりびっくりしました。先生はいつ寝てらっしゃるのですか?

H 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞ。
指導方法に対しては何も言うことはないのですが、受講中は自分が合格レベルにあるかどうかが常に不安でした。時期がきたら合格の可能性を5段階評価くらいで受講者に教えてもよいのではないでしょうか?

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
当講座のカリキュラムに対し真剣に取り組めば、必ず合格を手にすることができます。厳しいですが、先生に死に物狂いでついていって下さい。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。
技術士試験は、一朝一夕で合格できるようなものではありません。たゆまぬ努力が必要です。また、日頃から「なぜ?」という意識を持って業務に取り組むと良いかと思います。

M.M様 水産部門 (水産加工)

技術士講座「パーフェクトコース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 
 「全部門指導可能」の意味が分かりました。
 先生は私と全く異なる専門の技術者です。そもそも私の受験した水産は、技術士数も試験情報もきわめて少ない部門です。加えて私は初受験でした。
 技術士試験は、「技術士にふさわしい考え方」を有しているか確認するものと考えます。これを体得できるまでみっちり個人指導を受けました。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。
 個人面談の方法です。
 「コーチング指導」ではありますが、上司にやさしい言葉で責められているように感じたこともありました。しかし、適度にほめられ(?)、やる気をアップ&持続させて頂いたことが印象に残っています。

B 指導内容で合格に役立ったことは何でしたか。
 経験論文における技術的問題点、解決法を、「原理、法則」で説明するよう指導されたことです。これをクリアするまで一苦労でした。
 そして、これが技術士試験全般における論述法であり、合格の鍵の一つと思います。

C 講座では、どんな指摘がありましたか。
 「どうして○○○が必要なのですか?」「この原理を説明して下さい」「これは何のことですか?」という指摘がたくさんありました。
 論理的に説明できるまで何度も指導が続けられました。つらかったです。

D 「技術者コンピテンシー」と「コーチング指導」でしたが、それらは役に立ちましたか。
 はい。これらが指導テーマになっているからこそ、合格できたと思います。
 しかし、この主旨は受講しないと正確に理解できないかもしれません。

E 講座を受けてみてためになったと思える点はどこですか。
仕事の進め方が良くなったと思います。
一つ一つの仕事を、原因分析、技術的解決策、今後の発展性等を考慮し、倫理観と自分の技術軸をもって取り組むことができるようになりました。

F 面談は満足できましたか。添削のみの場合との違いはありますか?
大変満足できました。
添削のみでは、指導者が本当に伝えたいことを理解することは難しいと思います。また、添削数も時間も限られます。
一方面談ではこういった問題もなく、一歩一歩着実に前に進めたと思います。

G 本講座の受講前の印象と、受講後の印象はどう違いましたか。
 全てが予想外でした。
 社会人になって、ここまで濃厚で有意義な一年はなかったと断言できるほど指導していただきました。ありがとうございました。

H 本講座の指導方法ついてご注文はありますか。
 指導方法について何もいうことはありません。
 ただ、面談時のやりとりをボイスレコーダー等で記録しておけばよかったと思いました。あまりに多くのことを指導されたため、記憶できないことが多々あったからです。

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
平成19年度より制度が変更され、口頭試験の比重が増しました。
今後は小手先の試験テクニックだけでは通用しなくなると思います。
ですが、本講座を受講されれば心配ないと思います。
先生の「なぜ?」「どうして?」の指摘に全力で対応することで合格可能です。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。
 技術士受験における情報量は、部門によって大きく異なります。少ないところは収集するのが大変です。逆に多すぎるところは選択するのが大変です。
 正確な情報を適時入手し、自分にあった勉強法を早急に確立すること、これが重要と考えます。

G.Z様 機械部門 (交通機械)

技術士講座「パーフェクトコース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 
筆記の初めから口述の最後まで一貫して講習していただいたため全体の流れが途切れることなく遂行できました。特に口述は筆記の内容と密接に関連しています。口述を視野に入れた筆記であり業務展開でなければなりません。別々や単一で指導を受けるのは多くの無駄な時間と労力を浪費するだけだと思います。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。
先生の指導目標が一番強く印象に残りました。試験対策はもちろんですが実はそれを通して普段の技術業務の進め方を改革する目標が根底にあると気が付いたことです。筆記から口述だけでなくその後の技術士としての能力育成までが視野に入っていることです。

B 指導内容で合格に役立ったことは何でしたか。
1-1経験論文の構成に関する指導です。自分の業績をいかに論理立てて展開してゆくかについて指導していただきました。方法は「問いかけ、そして考え方、視点を修正する」が主体です。これが曲者で、何日もウンウンと唸りながら提出してはボコボコになって返って来、また提出してはボコボコ に。「この間と言っていることが違うじゃあないですか先生!」と返す間もなくまたボコボコ。しかし以前自分が会社の若いエンジニアの報告書チェックをする際「こう書け」といきなり模範を示した場合いつまでたっても相手は上達しませんでした。経験上この「問いかけ方式」は実力がつきます。徹底的に食い下がりました。その結果、本試験では予期せぬ設問に対しても冷静に対処できるまでになりました。

C 講座では、どんな指摘がありましたか。
「試験論文で所見を述べるためには関連する最新技術論文を2〜3テーマ必ず知っておく必要がある。」との指摘がありました。インターネットの情報だけでは不充分でした。国立国会図書館や区立図書館で関連学術論文を調査しました。

D 講座のテーマは、「技術者コンピテンシー」と「コーチング指導」でしたが、それらは役に立ちましたか。
大変役に立ちました。今後も役に立ってゆくと思います。上記Aでも述べましたがこの講座が受験対策のみでなく技術士になった後の能力育成まで視野に入っているということです。子供は親を見て育ちますが、受講生として講習を通し理論や行動特性をどのようにして発展させてゆくかを学びました。

E 講座を受けてみて、ためになったと思える点はどこですか。
受験指導をしていただこうと考えて入門したわけですが、コーチングが進む中、会社で自分の仕事の進め方が大きく変わってきていることに気が付きました。従来、行き当たりばったりで飛び回っていたものに対し、まず目標を設定し、そこに到達するための戦略を立てながら仕事を進めるようになってゆきました。これが最も大きな収穫です。日々の業務の進め方そのものが変わりそれにつれて業績論文の質も改善されてゆきました。

F 面談は満足できましたか。添削だけの場合と比べていかがですか?
面談は相互意思疎通の最も能率的なやり方だと思います。メールのやりとりで考えが暗礁に乗り上げてしまった時に何度か実施していただきました。障壁を打ち破るためには必須でした。さらに直接会ってお互いを知ることができるためその後の電話相談が大変スムーズに進みます。こちらも壁にぶつかって動けなくなる度に気軽に相談の電話を1時間以上もしてしまうため「受ける先生のほうは大変だな」と同情しました。受験生の立場として、そのようなことをいちいち気にかけてはいられませんが。

G 本講座の受講前の印象と、受講後の印象はどう違いましたか。?
ホームページから受ける印象は「丁寧で何かボランティアの雰囲気が漂う」といったものでした。実際に受講してみてもそのままでした。一人一人手作りのような講習です。指導は厳しいものでしたが想定内です。難関試験を目指すのですから当たり前のことだと思います。技術士の先生ですから理論的で冷たい人格を想定していましたがそれ程固くはありませんでした。誠実・真面目・理論的・嘘と冗談が大嫌い??

H 本講座の指導方法ついてご注文はありますか。
指導の中心は「1−1経験論文」でした。技術業務の進め方の根本からグイグイ改善してゆき論文の内容も充実します。しかし本試験の設問は毎年、変化球です。「業績1つを詳述」が3年間続いたと思うと翌年突然「成功例と失敗例を1つずつ」。あるいは「以下の順に論旨展開せよ」などです。試験会場その場で臨機応変に対処できる必要があります。論文をいくつかのモジュールに分解しておき、本番では設問に応じて自由に組み合わせられるようにイメージしておくことが大切だと思います。私の場合、受験生としてこの理解が乏しかったため落第をしていたものと考えています。先生は充分分かっており「そんなことは基本でマニアルにも書いておいたではないですか」といわれると思いますが、受講生の立場での認識はあまり強いものではありませんでした。後半時期あたりにゲーム感覚の題材などで一度ケーススタディさせてみると効果的だと考えます。「聞く」と「試してみる」では大きな違いがあります。

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージはありますか。
ここは「セミナー」と言うより「道場」と言った方が適確です。師範の方向修正をビシビシ受けながら自分で自分を鍛える場です。その心構えで「入門」すれば自分自身の技術や業務の進め方が大きく成長すると実感しています。余禄として技術士試験にも受かります。
この内容でこの師範料はただ同然だと思います。ほとんど社会奉仕の値段です。(でもあまり値上げしてはだめですヨ、師範。これから張り切って入門してくる門下生達のためにも)

J これから技術士受験される方へのメッセージをどうぞ。
明るく、楽しく、前向きに!

M.N様 総合技術監理部門 (建設・都市および地方計画)

技術士講座「パーフェクトコース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?

 この講座での「講師とのやりとり」のなかで、自分では気づかぬうちに力がついているのだと、試験結果から感じました。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。

 講師の問いかけの連続に、苦しみもがきながらも最終的に答えを見出していくことです。

B 指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。

 論文の字面だけではなく、その技術の本質を追求するというご指導のスタンスが、筆記と口頭試験併せての合格に役立ったと思います。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。
 受講初期の私の論文は、「総合技術監理のキーワードを並べているだけで、総合技術監理技術士の論文ではない」という趣旨のご指摘を講師から受けていました。
 そこで、その論文をもう一度大局的に見直し、「何が言いたいのか」「何をしたのか」等その技術の「本質」を表出させることで対処しました。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。

 最終的に自分で答えを見出すため、試験以外でも役に立つものだと思います。

E 講座を受けてみてご自分が良くなったと思える点はどこですか。

 自分で自分をコーチングするようになりました。

F 面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはありますか?

私は遠方に住んでいましたので、講師の方の肉声指導録音ファイルを添削文書と併せて送っていただきました。
これは、何度も繰り返し指導事項を確認でき、かつ講師の方の肉声ですので文字では表せない説得力を受けました。

G 本講座の受講前の印象と受講後の感想はどうでしたか。

技術の本質を追求していく講座であることはホームページの印象通りでした。
一方予想外だったことは、講師が専門外のことでもするどい指摘をされ、大変親身にご指導いただけたことです。

H 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたらどうぞ。
 
こちらから答案を送った後、講師はいつ(添削を)返信される予定なのか連絡いただけると、受講者は安心して効率的な勉強ができると思います。

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。

 コーチングによる受講は決して楽なものではありません。やる気と根気が必要だと思います。
しかし、それを乗り越えれば結果はついてくると思います。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。

 試験をあきらめる言い訳(仕事が忙しい、試験制度が変わるから様子を見る、自分は技術士のレベルではない等)に負けないで、がんばってください。

AIS様 建設部門 (施工、積算)

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?
“先生がしつこい“こと。普通の講座であると、本人のやる気次第ですが、当講座は返事が無いと催促があり、いい意味でさぼれないことを感じました。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。
文章のアピール力が自分に無く、それがとても大切であることが印象に残りました。

B 指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。
経験論文の指導が一番役に立ちました。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)
経験論文で“今後の課題”などの文章に使う専門的な題材が足りないとの指摘を受けました。それを調べるために(たった数言のために)国立国会図書館から多くの資料を取り寄せました。資料を探すのが大変だったことを覚えています。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。
最後までよくわかりませんでした。
E 講座を受けてみてご自分(あるいは答案が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。
文章全体の組立力(構成)がアップしたと思います。

F 面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはありますか?
添削の意味がわからない部分があり、やはり直接話した方が、意思疎通ができると思いました。

G 本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?
ホームページの印象は、“講座のアピールがすごい”と感じたのですが、先生の文章力なのでしょうね。意外と言えば、やさしそうな先生なのに書かせるとすごいのですね。

H 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。
一般論文の資料がほしかったです。実はガチンコ学園でその分を補いました。

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
私は以前、他の通信講座を受けてみたことがありますが、本講座を是非お勧めいたします。細やかな添削、アピールする文章の組立などがとても効果的だと思います。先生を信じて最後までしつこい添削に答え、合格してください。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。
技術士の受験は、早めのスケジュール作成が大切です。長期の見通しを持って挑んでください。そして絶対受かる秘訣は、落ちてもあきらめずに受かるまでチャレンジする意思を持つことです。

以下の方は口頭試験コースを受講して合格されました。

F  建設部門(トンネル)

この講座で一番収穫だったのは、経験論文を整理して新たな視点から再評価できたことです。経験論文については筆記試験の準備のときに十分内容を検討していたので、改めて読み返すこともありませんでした。しかし、この講座で行われた最初の作業「論文の整理」が始まると、自分の論文の詰めが甘かったことに気づきました。講座の指導は、こうした「弱い点」を徹底的に潰して理論武装していくという辛い作業でした。そしてそれらを論理的に説明していくうちに、現在、私が取り組んでいるテーマが“中長期的な地山評価の重要性”であるとはっきりと認識するに至り、このテーマの元に業績を再評価できました。その結果、技術士としてふさわしい見識を自分なりにまとめることができ、大きな自信がつきました。これらの作業を短期間で行うことが出来たのは、この講座の特徴である「マンツーマンの対話形式による指導」や「Eメール、FI .ZXを用いたクイックレスポンスな指導」によるが大きかったと思います。

また、私のように若年層の受験者は、「責任ある立場で業務を遂行したのか」といった問いに答を窮するのが普通ですが、講座の指導の結果、これも自信ある回答が出来ました。指導の中では、こうした漠然とした問に対して、設問の目的は何で、それに対して何を話せばよいかといった点を論理的に考えるための指導がありました。こうした考え方に沿って回答を練るうちに、納得のいく答ができるようになりました。実は知り合いの受験記録なども見てはいたのですが、どれも決め手に欠けるものばかりでした。私の場合は的を射た回答で、他の受験者に差をつけられたと考えています。
このほか指導の中では、コンサルタントの立場で相談に応じるという設定の質問や、専門科目、技術者倫理など、予想質問形式ごとに重点的な課題がでました。専門科目ではトンネルに関する質問対策もあったので、業績の柱の一つである「逆解析」について自信ある答えが出来てよかったと思います。技術士倫理も、テキストにある実例をもとに具体的な考え方の準備ができていたので、それらを質問に当てはめて難なく答えることができました。

他方、講座に注文する点が無いわけではありません。口頭試験で聞かれることが多い内容、つまり“技術士としてふさわしい所は?”とか“業務内容を要約して説明してください”とかを追加すればもっと良いのではないかと思いました。もっとも、業績の内容がきちんと整理されていれば自明なのでしょうが。

3週間弱の指導期間中はタイトなスケジュールだったので、肉体的には大変でしたが、経験論文については自信を深められ、一般的な質問の回答のコツも十分つかめました。とにかく自分が納得いくまで準備できたので、「これなら大丈夫だ!」と信じて試験に臨めたのはよかったと思います。試験直後も、やるべきことは十分やったという晴れやかな気持ちで試験場を後にすることができました。

 

G様  応用理学部門

本面接指導コースを受講させていただき、ようやく合格することができました。実は私は前回初めての受験で、運良く筆記試験には合格していたのですが、口頭試験に落ちてしまいました。このため今回の筆記試験合格では、嬉しいよりも口頭試験に絶対合格するにはどうすればよいのかばかり考えていました。口頭試験は全体の9割程が合格しますから易しいと考えられがちです。受験者も殆どは、一般的な情報である、経験論文を再現し、周辺の情報をまとめておくといった程度のことしか知らないと思います。しかし、不合格となる1割の人たちも同じように準備するのに、自分では理由がわからないまま落ちてしまうのです。従って、対策が必要でした。

本コースを受講することにした理由は、他の受験対策機関では、口頭試験の模擬までしかやっておらず、口頭試験そのものの対策にはならないからでした。模擬試験では、試験官との受答えの上手下手しか得るものはありません。

一方、本コースは、口頭試験では、具体的に何をどれだけ準備するのかから始まり、この準備内容を如何にして本番で、試験官に訴えるかといった実戦的な対策法を学ぶことができました。

特に良いのは業務分析であり、具体的には先生が、私の筆記試験再現情報を読んで、そこから業績としてまとめるべき事柄を指示し、それらの事柄を技術士として認められる内容に先生と私の共同作業で仕上げていくのです。この作業は自分一人ではできません。先生と面談しながら、自分では充分と思っていた内容を不十分とされ、反対に自分では大した事は無いと思っていた内容を、よい内容なのでアピールすべきと言われるなど、非常に有益です。また、多分今のところ殆どの受験者が力を入れていない、技術者の倫理についても対策をしてくれるので安心です。

私は、本番前に3回面談していただき、その間にメールでやり取りをほぼ毎日していただいて、I .Z4約10頁ほどの技術士として試験官にアピールできる自分の問答集を作成することができました。また、先生とカセットテープに録音しながらの模擬も行い、情報の使い方を指導してもらいました。

本番前にはファックスで激励していただきました。当日は、最終の作成情報を持って出かけ、控え室で読み返しました。前回、不合格であった時とは比べ物にならない程充実した準備でした。本番では、経験論文、周辺知識、技術者倫理、学生の時の研究内容と、準備していた情報の殆ど全てが的中しました。それでも、試験の印象は安心には程遠い厳しい物に感じられました。ですから、合格した時には、本コースを受講して本当に正解だったと思いました。

本コースは、費用が決して安くありません。また、他の受験指導機関と異なり、先生の個人セミナーです。しかし、口頭試験を受けて合格すするためには必須の内容です。技術士である先生個人がこれだけ対応してくれる内容は他にありません。この講座を受ける方は、途中、作業がつらくなるかもしれませんが、合格するためには是非とも受講することをおすすめいたします。

F 建設部門(都市及び地方計画)

 私の場合は、口頭試験コースを受けました。筆記試験に合格してからのスタートで、時間的な猶予がありませんでした。そんなとき電話,メールによって迅速な対応をしてもらったのが良かったと思います。

 問題に対しては多面的な指摘をいただきました。教材の量は、多すぎるかもしれません。その情報量は抽出・選別の余地はあると思いますが、速読し、参考になったと思います。

何と言ってもメインは試験前日の面接リハーサルです。私の場合、直前とても緊張していましたし、不安もありました。それが、実際に面接していただいて、注意点を指摘してもらった結果、これなら行けると確信がつかめたのです。これで自信を持って本番を迎える事が出来ました。

それから、試験当日朝、ホテルに直前の励ましをいただきました。あふれんばかりの不安と緊張のなかで,勇気を与えてくれてとても励みになりました。

H  建設部門(鋼構造及びコンクリート)

おかげさまで合格できました。本当にありがとうございました。 私の場合、筆記試験の指導も受けていました。しかし、筆記試験の合格通知を受け取った直後は、何から手をつけていいのかわからず、2〜3日強いストレスに陥っていました。 

そんなときに、先生からの口頭試験準備開始のゴーサインがあって、目標が見えてきました。ところが、筆記試験の指導の時と同様に手厳しい質問、問題量が課せられ、また、それをクリアするのに、考え、本を読み自分の意見をまとめるのに一苦労でした。1、2回目の面談では惨憺たる内容でした。しかし、何回か書き直すことでそれが短期間の内に自分の頭に入り、自分の意見として言えるようになり、3回目の面談では「よくまとめましたね。」との評価を頂き、自信が湧いてきました。

また、先生から他の受験者の口頭試験での最新情報を頂き、「あなたの売りは何なのか」をまとめておくように言われ、自分のイメージ作りもしました。 

最後に、先生が吹き込まれた、CD-ROMにより自宅のパソコンに向かって、口頭試験の模擬試験を5回行い実践練習をしました。仕上げとして、試験当日は、朝早く起きて、パソコンの前で1回分の模擬試験を行い、自信をもって試験に臨むことができました。 

実際、口頭試験では、85%は先生が予測した問題が的中しました。残りは、自分の経験のほか、半年前に行った筆記試験時での面談時に先生から指導していただいた内容でした。 

筆記の時と同様、面接試験も自分の考えを推考に推考を重ねて、自分のものとすることで、自信をもって試験に臨むことができると思います。

I  建設部門(鋼構造、コンクリート)

口頭試験コースを受けました。はじめは、先生の技術部門が自分の受験部門(建設部門)と違ったので不安がありました。また、教材も特に建設部門を考慮したものではないという点で不満がありました。

 しかし、先生との問答のトレーニングやテープ録音による模擬面接では、自分の弱点がよく分かり、大変ためになりました。

どこに問題があるかは面接の場面に遭遇してみないとわからないもので、第一、一人では対話にもならないので想定質問も自分の気が付く範囲に限定されてしまいます。そういう意味で本講座受講により問題点の抽出ができ、気持ちに余裕ができました。 

本講座はなかなか自分では難しいことをマンツーマンで自然にやってもらえるので、受講料に充分見合う内容だと思います。他のセミナー等と比較しても口頭試験必勝合格の講座だと思います。 (某ゼネコン勤務31歳) 

J 建設部門(鋼構造、コンクリート)

@     講座をうけてみていかがでしたか? 思いつく点をご記入ください

口頭の設問種別(経歴,建設一般,技術士倫理等)に応じた整理が体系的にできるので,効率的な学習が可能です。

他の講習会に比べコスト的に高いが,コストに見合った内容であるとともに,コストをかけたことによる自己啓発への影響が高く,不安感がなくなる。

A     予想以上に良かった点はありますか

ランダムな知識を系統立てて整理できました

どんなルーズな人間でも窮地に追いたたされる雰囲気を作っていただき,勉強するやる気が起こりました。

B     教材は満足のいくものでしたか。良かった点はありますか

講習期間20日に対して教材量が多いと思われ,スケジュール的にかなりハードでした。ただし,20日間を効率的に有意義に過ごすことができました。

C     eメールを利用した指導はいかがでしたか。

面談&電話(言葉)では記憶に残りにくいので,あとから見直すには有効です。

返信時間が夜間のみなので,日中でも対応していただきたいと思いました。

D     面談による指導は満足していますか。

自分ひとりだけで勉強すると暗中模索で非効率な勉強となり,勉強時間の調整ができなかったと思われます。

メールだけでは伝わらない,緊迫感とイメージを持続することができ不安感を取り除くことができました。

E     想定問答に対する添削内容はどうでしたか

抽象的な添削が多く,最後まで正解を教えてもらえませんでした。今から考えると,どのように自分の意見で回答できるかが重要で,考える姿勢を身につけることが出来ました。このような勉強が口頭でどんな質問がきてもどうじないこととなりました。

F     模擬面接のテープは効果ありましたか

筆記による勉強より,実際の口頭による模擬はセミナーの最後のとりまとめとして有効でした。

テープによる繰返し練習が可能で,このシステムが本講座のもっとも良い点だと思います。

G     模擬試験練習用のCDは効果ありましたか

Fと同様?(音声ファイルによる)

H     受講前の印象と受講後の感じはどうでしたか。予想通りであった点は何ですか?予想外だった点は?

受講前は,コストが高いので途中で挫折し、後悔しないか不安でいっぱいでした。

 (早い段階で,この不安感を取り除ければもっと効率的な勉強ができたことが反省点)

 受講後は,コストが高いからこそ,これ以上の指導を受けれないと言う思いに変わり,十分な自信を持つことができた。

予想通りな点は,コストに見合った,講習内容であった。また,かなりハードなスケジュールであったこと。

予想外な点は,講習内容と同種の質問はごく一部しか聞かれませんでした。ただし,セミナーを通じて技術士の意義を把握できたこと,どんな問題がきても自分の考えを答弁できる訓練を受けたことで予想問題がはずれても十分対応できました。


K様 建設部門(土質及び基礎)

 技術士講座についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 思いつく点をご記入ください。

筆記試験合格は自己評価から寝耳に水といった感じであった。そのため、口頭試験の対策を慌てて行うこととなり、縋る思いで講座を受けることにした。
 講座の課題として短時間の割にボリュームがかなりあり、「こなせるのか・頭に整理がつくか」と不安な面がありました。しかし、メールなどで何度でも指導を受けられ、疑問や不安点をレスポンスが良く解決できました。
 講座の詳細内容については、経験および専門問題において、その分野の専門家ではないため、正直、客観的な視点での添削に終始した感があります。とは言っても、それこそが最も重要で、私の経験論文等の書き方が独り善がりてきなことに気づかされました。この時、パーフェクト講座から受講していればと思った次第です。また、技術倫理などは特に考えさせられ、技術士とはどうあるべきか?を自分の中に形成しながら口頭試験を迎えられたことが良かった点である。

A 講座で学んだことで一番印象に残っていることはどんなことですか。

 課題の中で、“技術士とはどうあるべきか?”という問いかけを常にされていたような気がします。自分なりの技術士象を形成し、それをベースに専門事項を表現できるようになったことです。

B 指導内容で合格に寄与した内容はどのようなことだと思われますか。

上記と同じ内容であり、そのようなことを自分自身が考え、答えを導くような指導して頂いたこと。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)

経験論文の構成に対する不備や盲点を指摘され、口頭試験対策に役立たせました。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れてきたつもりですが、それらは役に立っていると感じられましたか。

約3週間という限られた時間で、これらを学び感じる事は容易ではありません。もう少し時間があればということでしょう。しかし、合格後の方が重要であり、技術士の根本として役立つものと思います。特にPPT(パワーポイント)によるスライドは、何度も繰返し確認し、技術士のあり方を確認しました。

E 講座を受けてみてご自分(あるいは回答が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。

受講により専門知識が向上することは、少々難しいと思います。これは、そのきっかけを与えられ、自分自身で解決していかなければならないと思います。ただ、客観的(論述点)に的確な指摘をされることで重要な部分が見え、対策がし易かったこと。技術者倫理のあり方が少し理解できたこと。

F 面談(電話相談)は納得のいくものでしたか。講義及び模擬面接など一般的な場合との違いはどうだと思いますか?

添削や相談はメールでのやり取りだけでしたが、専門分野については、少々自分が意図することを伝えづらかった気がします。しかし、試験直前に直接お会いし、色々指導していただいたことは自信になりました。

G 想定問答に対する添削内容はいかがでしたか

実際の口頭試験では聞かれませんでしたので。準備したことによる安心感はありました。

H 模擬試験練習用の(試験官の質問の)音声ファイル(またはCD)は効果ありましたか。

私の場合は、模擬面接を会社等で何度も実施できたため、実行はせず、質問に答えられるように暗記したに留まりましたが、そのようなチャンスが無い場合には役に立つと思います。

I 本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?

 ホームページの掲載内容は抽象的な感じは否めないと思います。これは,もう少し指導要領を詳しくお書きになっても良いのではないかと考えます。受講するにあたり、少々不安な部分があります。仕方が無い部分でもありますが・・・。
 受講後の感想ですが、筆記試験前から受講する方がより効果的だろうと感じています。現在の口頭試験のあり方は、経験論文の内容に沿う質問が多いように感じます(全体の約40%以上)。よって、論文の書き方や表現の仕方が重要なため、この講座はこの点において適していると考えます。
 ただ、専門分野についても共通認識がもう少し欲しかったです。

J 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。

正直、口頭試験の質問内容を当てるのは難しいでしょう。結局のところ、専門事項に関しては、たくさん用意した回答のうち一つも聞かれませんでした(会社の上司の予想も含め)。よって、今まで培ってきた技量で答えたに過ぎません(まぁ、当たり前なのですが)。ただ、短い時間でしたが、技術者倫理を学び、それらを根底とした専門事項とのリンクを自分なりに解釈できたことによって、自信と落ち着きが保てたものと考えます。口頭試験まで来る人は、ほぼ技術的には問題ない人ばかりだと思いますので。

K 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。

私は残念ながら筆記試験合格後にこの講座を知ったため、筆記試験向けのパーフェクトコースを受けられませんでした。一応、口頭試験対策としてこの口座の「口頭試験コース」を利用させていただきましたが、技術士とは?という答えを自分のものにするには時間が短いように思います。ですから、もし可能ならば、パーフェクト講座より受講されることをお勧めします。

L 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。

筆記試験の勉強は口頭試験を想定して、準備されることをお勧めします。得てして、筆記試験合格後に、初めて口頭試験のことを考えがちですが、口頭試験の質問事項を想定して経験論文等を作成することで、内容における課題や技術士としてふさわしい点などが明確になると思われます。

L  建設部門(都市及び地方計画)

 技術士講座についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 思いつく点をご記入ください。
 この講座を選択した理由は、他の講座が筆記試験の合格発表後(11月10日から受付開始)から始まるのに対して、筆記試験後すぐに(私の場合は9月初旬から)準備ができることでした。筆記試験は、初めてのチャレンジでしたが、過去問の分析や社会情勢、法令の改正等からある程度出題が予想され、十分な準備や対策が可能でした。幸い、試験後の手応えを感じることができました。しかし、一方、口答試験については、受験の動機や業務経歴、技術者倫理についての質問は想定ができ、予め準備ができるものの、私にとって経験の浅い専門科目や掘り下げに不安の残る経験論文から発展していく質問については多くの不安がありました。この講座を通じて口答試験の直前まで3ヶ月間、土曜日と日曜日をフルに使い送られてくる課題に取り組みました。毎週メールで送り返し、そしてPDFファイルで真っ赤になって戻され、再度考察し送り返すプロセスは筆記試験の勉強(別の大手の通信教育を受けていました)よりハードでした。まさに、「不合格ゾーン」の受験者を合格させるための、「合格率100%を誇る熱血指導」でした。

A 講座で学んだことで一番印象に残っていることはどんなことですか。
 添削は何度でも繰り返されます。決して安易に回答は教えてくれません。途中、終わりが見えなくなり逆に「焦り」を感じました。試験の2週間前に模擬試験練習用の(試験官の質問の)「音声ファイル」が届いた時はほっとしました。

B 指導内容で合格に寄与した内容はどのようなことだと思われますか。
 想定される質問についての万全の備えしたこと、そして、その用意した答えは「技術者コンピテンシー」による「技術士としてのあるべき姿」に基づいたものであることだと思います。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)
 いちばん悩んだのは経験論文のチェックの中で、都市計画においての地域社会への貢献度を定量的に示すことを求められたことです。「費用便益効果」や「サービス水準」の向上を示しましたが、説得力が乏しいということで、先生の指導もあり国会図書館通いをして文献を漁りました。
 また、経験論文のチェックシートで求められた経験業務の「独創性」、「先駆性」(特殊性や当時の事例がないこと)の評価は難しいものがありました。図書館で過去の事例の文献を調べました。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れてきたつもりですが、それらは役に立っていると感じられましたか。
口答試験の面接官が求めるものはまさに「技術者コンピテンシー」の基づく「技術士」です。そこをしっかり自分自身で組み立てられれば合格できると思いました。(講座の終盤ですが・・・)

E 講座を受けてみてご自分(あるいは回答が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。

 「自分が今後、技術者として何を考え、何を規範として行動し、何を理想像として実践していくか」を考えたことです。
F 面談(電話相談)は納得のいくものでしたか。講義及び模擬面接など一般的な場合との違いはどうだと思いますか?
 小手先の試験合格だけを目指していないという先生の熱意(思い)を感じました。他にこのような指導をなさる先生はいないでしょう。

G 想定問答に対する添削内容はいかがでしたか
 何度も繰り返して熱心な指導を頂きました。しかし、添削指導の表現が抽象的で、時間が多く許され自己研鑽を積んでいく過程では相応しいのですが、短期の受験対策としては若干ジレンマを感じました。

H 模擬試験練習用の(試験官の質問の)音声ファイル(またはCD)は効果ありましたか。
 臨場感があります。試しに、会社の技術士に聞かせましたが、あまりの臨場感で緊張していました。私は、パソコンの前で何度も繰り返し練習しました。このレッスンは即効性があります。試験当日は全く緊張せず、自信をもって試験管の質問に答えることができました。

I 本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?
 受講料が高いとした過去の受講者もおられましたが、公共工事の一日あたりの技術士単価から考えますと破格の金額です。ほとんどボランティアです。

J 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。
 特になし。

K 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
 平成19年度から試験内容が変わります。受験対策も、2、3年は模索状態が続くと思われます。今年、真剣に本気で必ず技術士をとろうとする受験者には是非お奨めの講座です。

L 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。
 特になし。

M  上下水道部門


技術士講座「口頭試験コース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 思いつく点をご記入ください。
内容が非常に濃く、かなりハードな講座でした。
先生からのメールは、いつも深夜で自分のために時間をかけていただいたと思います。有り難うございました。

A 講座で学んだことで一番印象に残っていることはどんなことですか。
本講座の特徴として、業績記述チェックシートによる経験論文の整理があります。このシートを埋めるのにかなり苦労しました。しかし、何度も修正を繰り返す中で、自然と理論武装ができたと思います。


B 指導内容で合格に寄与した内容はどのようなことだと思われますか。
単なるQ&Aの作成だけでなく、自分の“売り”が明確になったことだと思います。面接では予想問題が聞かれるかどうかではなく、いかに自分を売り込むことができるかが大切だと思います。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)
回答提出の催促を何度もされ、迷惑お掛けしました。ただ、業務との板ばさみで結構大変でしたが、合格することができ大きな自信になりました。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れてきたつもりですが、それらは役に立っていると感じられましたか。
単なる口頭対策というだけでなく、自分が今後目指していく技術者像が明確になりました。

E 講座を受けてみてご自分(あるいは回答が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。
仕事(技術)に対する取り組み方が変わったと思います。常に論理的に考えるように心がけています。

F 面談(電話相談)は納得のいくものでしたか。講義及び模擬面接など一般的な場合との違いはどうだと思いますか?
お会いすることはできませんでしたが、電話相談は夜遅くから2時間半も付き合っていただき、十分納得しています。

G 想定問答に対する添削内容はいかがでしたか
最初は、もう少し具体的な例を挙げてくれればなぁと思っていましたが、自分で色々調べるうちに、自然に身についていることを後から実感しました。想定問題に対する回答は、立派な答えではなく自分の答えを見つけることが一番重要だと思います。そのために何度も(言いたいのを我慢して?)添削して頂いたことに感謝しています。

H 模擬試験練習用の(試験官の質問の)音声ファイル(またはCD)は効果ありましたか。
最後の2日は、音声ファイルを聞きながら何度も練習しました。先生の声や話し方は面接官のようで緊張感がありました。おかげで本番では緊張することなく受け答えができたと思います。

I 本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?
2005年の口頭合格率100%ということで申し込みましたが、終わってみると、これだけ中身が濃い講座であれば納得の数字だと思いました。

J 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。
特にありません。

K 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
先生は、かなり本気で付き合ってくれます。やる気のある方は、決して損はしないと思います。

L 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。
来年から試験内容が変更され、口頭試験が難しくなることが予想されますので、今年が勝負だと思います。そのためには受験講座は有効だと思います。私は周りの受験者に本講座を勧めています。
                                                                    

T.I 様 総合技術管理部門 (建設・施工)

技術士講座「口頭試験コース」についてのアンケート 平成19年2月22日

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?

これまで、技術士として必要とされている能力とは何かという根本的な問題を考えることなく、目先の小手先の対処療法に頼った受験勉強であったことが判り、この点に気づかされたことが、合格に繋がる第一歩ではなかったかと思っています。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。

「青本の読み方が不足している。このままでは落ちますよ。」と注意されたことが、自分の眼を覚ますことになりました。

B 指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。

自分の業務体験について、総合技術監理の立場から見直したことが、受験対策としてのみならず、今後の技術士としての活動にも非常に役立つものだと思います。

C 講座では、どんな指摘がありましたか。

問答集の添削指導のとき、具体性がなく判りにくいという指摘を何回か受けました。
この時は、自分の体験を見直して、具体的な内容を盛り込むよう書き直しました。
課題によっては、5〜6回も書き直したものもありました。何回も書き直すことにより、ブラッシュアップされてくるものです。
また、課題に取り組む時、佐武先生を試験官に想定し、佐武先生に理解してもらえない所は、多分、試験官にも理解してもらえないだろうと考え、先ず佐武先生に理解してもらうことを目標としました。

D 講座のテーマは、「技術者コンピテンシー」と「コーチング指導」でしたが、それらは役に立ちましたか。

非常に役立っていると思います。技術士第二次試験に合格することも大切ですが、合格後どのようにに技術士資格を生かしていくかも非常に重要であると考えます。
その面から「技術者コンピテンシー」「コーチング指導」は、将来自信をもった技術士になる上で
非常に役立つものだと思います。

E 講座を受けてみて、ためになったと思える点はどこですか。
講座のおかげで、自分自身に若干の自信が生まれたせいか、相手の話を落ち着いて聞いて、一拍おいて返答することが、以前より出来るようになったかと思います。

F 面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはありますか?

満足できるものでした。添削だけではお互いの理解を深めることはできません。
電話により直接コミュニケーションを取り合ったり、直接面談することで、誤解を解き勉強の方向性を明確にすることができました。

G 本講座の受講前の印象と、受講後の印象はどう違いましたか。?

試験制度が大幅にかわることで、指導方針を見失うなどの原因で閉講してしまう講座がある中で、自信をもって来期の受講生を受け入れていることから、小手先ではなく、真の技術士として求められる能力の向上を図ることにより、未知の試験に対応しようという心意気を感じ、受講を申し込むに至りました。
結果は、予想以上のものでした。筆記試験発表後の申し込みで、1ヶ月弱の短い期間でしたが、非常に厳しい訓練期間でした。

H 本講座の指導方法ついてご注文はありますか。

電話相談や面談指導は、私にとっても非常に有益なものでした。
今後も続けてもらいたいと思います。

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。

口頭試験コースの費用は、1ヶ月にしては高いように感じました。しかし、面談指導を含めて納得するまで添削指導を受けることができたうえに、徹底した訓練の結果、自信をもって口頭試験に臨むことができ、合格にたどり着けた現実をみると、決して高いものではありませんでした。
試験までの間、この講座をどう活用し、自分自身の勉強の中に生かしていくかは、あなたの勉強姿勢にかかっていると思います。
この講座を積極的に活用し、自分の学習に役立てて欲しい思います。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。

試験制度が変わり、どのような対策をしたら良いか判らず不安であると思います。
しかし、技術士として求められる知識と能力を身に付けさえしていれば、どのような問題が出でも対応できるはずです。この講座を信じ勉強をし、技術士としての能力向上に努めてください。                         (以上)

M.S様 建設部門・都市および地方計画

技術士講座「パーフェクトコース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?
 厳しい講座だと思ったからこそ選んだわけですが、試験日が12月頭と決定した時点ではほとんど何もスタートしておりませんでしたので、2週間強の残日数はさすがにとても苦しいものでした(時間に余裕があっても同じように追い込まれていたでしょうけれど・・・)。
直前まで粘り強くお付き合い頂いた先生に恐れ入りました。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。
 試験前日のビジネスホテルへのFAXと電話による2時間強の面談です。電話を切った時間は深夜0時頃。その夜は電話で疲れた上、余計なことを考える暇も無くなったため(!?)、緊張せずにぐっすり眠れました。先生の熱意により、やるだけのことはやったという充実感がありました。

B 指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。
 自分の言葉で数多くの回答を作成、幾度も修正することにより、いつのまにかある程度の試問に耐えうることが可能となっていたことです。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。(記憶に残っている範囲で結構です)
 「これは教科書のような回答です。」と何度指摘されたことか!
回答に窮すると当たり障りの無いものを作成し無難にクリアしようとしておりましたが、徹底的にダメ出しを頂きました。これにより、自身の引き出しの隅々まで整理することができたように思います。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。
 「コーチング指導」と仰っているだけのことはあり、「相手の話を聞き、最善の答えを導き出させる。」という点で、なかなかの技術をお持ちだと思います。巧みに言い回しを変え、根気強く最適案を導き出して頂きました。

E 講座を受けてみてご自分(あるいは答案が)が良くなった(上達した、ためになった)と思える点はどこですか。
 自身の技術(力)は何か?と常に思い悩んでおりましたが、これもあれもと角度を変えることにより全て技術(力)だ!と考えることができるようになった点です。

F 面談(電話相談)は満足できましたか。添削のみの場合との違いはありますか?
 中盤に4、5時間、試験前日に2時間の長丁場の電話相談して頂きました。一つ一つの想定問題に対して、きちんとした回答を作り上げるまでお付き合いして頂いたことに感謝しております。添削を1、2度頂いた後、行き詰まりましたが良いタイミングでお電話を頂いたことで、短期間にて回答のレベルを上げていくことが出来た気がします。

G 本講座の受講前の印象(ホームページから受ける印象)と受講後の感想はどうでしたか。予想通りであった点、予想外だった点は?
 正直、ホームページに怪しい感じを持ち(申し訳ありません・・)、しかも他講座より高額な費用であることから、受講の決断にはかなりの勇気が必要でした。講座自体の印象は受講前後とも特に食い違いは無く、思ったとおり大変厳しく意味のあるものでした。

H 本講座の指導方法その他についてのご注文がありましたら、どうぞお書きください。
 特にありません。

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。
 人に尻を叩かれなければ動けない性格の方には持ってこいの講座だと思います。但し、負けず嫌いでなければ途中で投げ出してしまうかもしれません。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。
 技術士受験は「コツ」さえ掴めば、残るは「意地」。頑張ってください。

Z.N様 水道部門 (上水道)

技術士講座「パーフェクトコース」についてのアンケート

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?

 私は口頭試験講座のみを受講しましたが、電話で何度も厳しい質問攻撃を受け、それに対する回答を考えることで過去の業績の論点整理ができたことが、大きな自信に繋がりました。

A 講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか。

 何度も何度も質問攻めで回答をなかなか教示して頂けないことに荒立ちを感じたこともありましたが、そこで、自分で回答を考えることで実力がつくということが分かったことです。

B 指導内容で一番、合格に役立ったことは何でしたか。

 口頭試験にあたって、面接官が何を意図して質問しているのか、また、それに対して、どのような回答がポイントとして加算されるのかが初めて分かったことです。これを知らないまま、口頭試験の模範解答を作成しても意味がありません。以前口頭試験に不合格になったときは、そこがわかりませんでした。

C 講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。

 経験論文の内容について、「それはなぜですか」「技術士としてふさわしい点は何ですか」を何度も追問いされ、それに対して、理論的に説明できるように再整理しました。

D 講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れていますが、それらは役に立っていると感じられましたか。

 口頭試験の役に立ったのは当然のことながら、日常業務においても、コンピテンシーを念頭におくことで、以前より、理論的に取り組むくせがつき、論点は何なのかを常に考えるようになりました。

E 講座を受けてみてご自分が良くなったと思える点はどこですか。

 相手への口頭での説明力が向上した点です。また、工学倫理のポイントが分かったことで、技術者の取るべき行動を常に念頭に置くようになれたことです。

F 面談(電話相談)は満足できましたか。

 非常に満足できました。添削のみ、いわゆる文章更生だけでは理解できない部分を再々の電話で確認することで、私の考えと指導員の方の考えの相違点がはっきり解ったことを考えると、電話での相談は私にとって非常に有意でした。また、夜遅い時間であっても長時間親身になって指導して頂けた点は、本当に満足しております。

G 本講座の受講前の印象と受講後の感想はどうでしたか。

 HPをみたとき、口頭試験合格率100%と書かれていたことについて、本当なのかどうか疑問がありましたが、受講を終えた今振り返ると、うなずける内容で、また受講料についても、講座内容の充実度から考えると破格の値段だと思います。
 予想外だった点は、私は、上下水道部門でしたが、指導員の方はその部門を専門とされている方ではなかった様に思えました。しかし、分野が異なっても基本的な指導方法は同じで、「それは何故なのですか」「技術士としてふさわしい点は何なのですか」の繰り返しで、それを論理的に説明できるかが技術者には最も必要なことであるということが再認識でき、分野が異なっていても、全く問題ありませんでした。

H 本講座の指導方法にご注文がありましたらどうぞ。

 特にこれといってあるわけではないのですが、あえて言えば、初めの頃、電話で質問攻めを受け、うまく応えられない部分があまりに多かったので自身消失してしまいました。そこの部分について、暖かいフォローがあれば良かったのではないかと思います。

I 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。

 私の場合は、口頭試験講座のみで筆記試験の合格後に申し込んだため、充分考える時間がありませんでした。ですので、早い時期から取組み、電話相談をどんどん活用してじっくりとこれまでの業績を整理すること、技術者コンピテンシーを理解することをおすすめします。また、指導員の方は、はっきり言ってかなり厳しい方です。しかし、その厳しさに耐えながら何度も何度も考えることで技術士にふさわしい実力が身に付くものです。ですので、自分に自身がないと思っているような方には、是非講座の受講をお勧めします。

J 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。

技術士試験は1人で対応できるものではありません。自分に足らない部分や偏りがどこにあるか、何を求められているのかなどを指摘してくれる有能な方からの指導が不可欠です。不幸にも周りにそういう指導ができる方がいない場合は、この講座をお勧めします。

P.N 様 建設部門 (道路)

合格者受講感想アンケート 平成19年3月4日 

@ 講座をうけてみていかがでしたか? 一番感じたことは?

私は2006年に口頭試験コースを受講しました。筆記試験の合格発表が11月9日。口頭試験が12月2日だったので、口頭試験の対策は実質3週間しかありませんでした。

技術士試験に合格した今、講座について一番感じていることは、試験に対するテクニックというよりは、技術者としてどうあるべきか、なぜ自分は技術士を目指しているのか・・・ こうした技術者の本質について考え、確立できるようになったこと、この点がとても貴重だったと感じています。これにより、口頭試験でどのような質問がされても、ブレることなく回答できる自信を持つことができました。

A講座で学んだことで印象に残っていることはどんなことですか?

 自分は建設部門(道路)で受験しており、論文も道路計画に関するものがほとんどでした。あるとき、先生とのやりとりの中で、「なぜ渋滞があってはダメなのか?」「別に渋滞があってもいいじゃないか」と突っ込まれたことがあります。もちろん、渋滞などあっていいわけがなく、自分なりに必死に反論したのですが、先生を納得させる回答はできませんでした。このやりとりは、自分の専門分野における基本的な理論武装が弱いことを痛感させられました。
 
B指導内容で一番合格に役立ったことは何でしたか。

経験論文についてとことん突き詰めた点です。建設部門(道路)の経験論文試験は2件詳述のパターンだったため、その2件について業務チェックシートに基づき、技術的問題点や解決方法、解決策の妥当性などについて何度も添削を受けながら内容を練り上げました。 口頭試験当日は、質問のほとんどが経験論文に関することだったため、ほとんどの質問に対して落ち着いて回答することができました。

C講座では、どんな指摘があり、それに対してどう対処されましたか。

 結論を真っ先に伝えることを注意されました。これは簡単なようで、実はとても難しいです。先生に何度も質問されて、ようやく本質的な結論に辿り着いたことがありました。本来はその結論を真っ先に答えなければならないのですが、自分ではそこがわかっていなかったのです。以後、本質的な結論を素早く見つける努力(考え方)をするようになりました。

D講座のテーマとして「技術者コンピテンシー」とか「コーチング指導」に力を入れてきたつもりですが、それらは役に立っていると感じられましたか。

 口頭試験ではまさに「技術者コンピテンシー」が試されていると思います。口頭試験では、これまでの業務に基づく技術的応用能力があることや、汎用性や適用性があることを試験管に示すことが重要であり、講座で教わった内容が大変役立ちました。

E 講座を受けてみてご自分が良くなったと思える点はどこですか。

 口頭試験講座では、毎週末に面談形式で指導していただき、先生が用意した想定問題に対して、回答〜添削〜回答をひたすら繰り返し、日々レベルアップできたと考えています。
かなりタイトなスケジュールであり、肉体的には非常にきつかったですが、講座を受講した3週間は、今考えても不思議なほど、技術士試験に集中することができました。
この経験は、試験対策だけではなく、自分の将来においても大変貴重な時間だったと感じています。

F 面談(電話相談)は納得のいくものでしたか。

 面談では、毎週末に2時間程度みっちりとご指導いただきました。面談以外でも電話でご相談させていただいたこともあり、こちらも2時間程度は話し込んでいたと思います。
 一般的な模擬面接などとの違いは、試験のテクニックや試験慣れという次元ではなく、技術者としての考え方を確立できる点だと思います。


I 本講座の受講前の印象と受講後の感想はどうでしたか。

 私が本講座を受講したきっかけは、ホームページを拝見して、面談や電話指導を繰り返し行える点、過去の合格実績率が極めて高い点でした。
 実際に受講してみて、平日はメールにて想定問題の回答〜添削のやりとり、週末は直接お会いしてマンツーマンでとことん指導していただけ、非常に効率的かつ効果的だったと思います。
 短期間でしたが充実した内容であり、合格率が高いことも納得できました。

K 今後、本講座を受講される方へのメッセージは何かありますか。

 本講座を真剣に受講すれば、技術者としての本質的な部分を向上させることができると思います。
 特に、2007年度から試験制度が変わり口頭試験の重要性がより高まると思いますので、受講する価値は十分にあると思います。

L 技術士受験者に送るメッセージがありましたらどうぞ。

 試験勉強期間は、肉体的にはきついですが、精神的に充実できると思います。
 試験勉強を通じて得るものは大きいですのでがんばってください。

メールマガジンを購読された方からもメッセージが届いています。合格おめでとうございます。

N  建設部門

「おかげさまで、合格できました。」

 昨年、挑戦3回目の技術士試験に際し、このMLの存在を知り、以後まことに有益な情報を得ました。おかげさまで、建設部門に合格することができました。もちろん努力はしましたが、努力をどこに集中すればいいのか、貴MLは大変参考になりました。また、(日頃は少々バカにしていた)建設省のホームページも、一般問題の記述に関しては、実に参考になりました。特に建設白書などは要約を示してくれているので(退屈な)本文を読まなくてもすみ、効率的でした。MLについては、日頃一方的に読ませて頂くばかりのようなことが多いのですが、実に貴重な情報になっている場合も多々あります。貴MLも、まさにそれです。管理者にあらためて、御礼申し上げます。今後とも、貴重な情報を発信していただき、多くの受験者の助けになることを希望します。

O  衛生工学部門

「おかげさまで無事合格できました。」

 初めまして。このメールマガジンを初期の段階からずっと読ませていただいておりました。おかげさまで、無事合格することができました。技術士というと、ほとんどが建設部門で、書籍や会社(コンサルです)での講習会等も建設部門向けばかりでした。なかなか情報が入りにくい中で選択科目は違うにせよ参考になりました。科目は、衛生工学「廃棄物管理計画」でしたが、ずいぶんと役に立ちました。

 

■指導記録 (合格への道筋)
I .Z 様(仮名、建設部門 施工、積算)の場合

メールマガジン技術士合格への道 2006年 第3回 ― 合格者I .Z氏の場合(業績の中心理論に気づいて合格) ―より

1. 合格者I .Z氏の場合(業績の中心理論に気づいて合格)

 Aさんはまた30台前半であるにもかかわらず、建設会社の現場所長を務められて、施工管理の実績が豊富な方でした。そして中心となる橋梁の施工管理の業績では工期短縮も見事に実現していました。ですから、技術者コンピテンシーがあることは確かです。しかし、工期短縮の要因を上手に説明できず、答案作成の道筋がはっきりしない状態でした。

 このI .Zさんのようにテーマがはっきりしないままですと、記述が散漫となり、本来の技術をアピールできない場合があります。これは技術士試験入門者によくあるケースです。当研究所ではこのような場合にもテーマが明確化できるようチェックシートで確認しています。技術士試験の合格指導を受け持つコンサルタントとしてはまず、技術者コンピテンシーのありかを突き止める必要があるからです。そこで、私がいつもこだわっていることは次のことです。

●業務を改善に導いた、最も中心となる方策や考え方を探し出すこと
●技術士にふさわしい業務(技術応用)を行うための考え方を身につける

でした。そしてAさんの指導では、一貫して次のような基本事項に留意してコーチングを進めました。

●問題点と対策(貢献内容)をはっきりさせる
●技術応用の過程を明確にする
●技術応用の方法を一般化して、転用可能なこととして整理する

 こうした継続的な作業の結果、スタートから9ヶ月の後に答案は完成したのです。コーチングによる指導ではおびただしい量の情報交換を行いました。以下、9ヶ月にわたる営みを3つの期間に要約し、その進歩の過程について説明します。

2.  第1期 業績・技術探索期 
 最初の時期は、I .Zさんの保有技術の探索から始まり、テーマを発見するまでの4ヶ月間(2004年11月〜2005年2月)です。メールのやり取りは25往復、面談はなく、答案のもとになるチェックシート形式の書式での修正は4回でした。準備期間になんと4ヶ月も要したのですが、この間の勉強が後に大きく役立っています。

 当初、Aさんは典型的な現場管理技術者の方によくありがちな、「特に技術的に高度なことは何もやっていない」という不安を持たれていました。このため建設施工管理技術とは何かをまず見直してもらうことにしました。すなわち、建設施工管理とは、生産の4M(人、設備、原材料、金)をもとに企画、品質管理、工程管理、コスト管理、設備管理といったプ口セス管理を行い、結果として、目標とする成果(QCDS)を確保するものです。文献情報を提供し関連技術全般をながめてもらうことにしたのです。この指導での課題はコンピテンシーにかかわる次の2つです。

●他事例を見ながら「マイ技術マップ」整理する (あるべき方向の確認)
●自分の得意技術がどのような分野に属するか (やりたいことの確認)

 このような技術探索をしてもらったのは次の理由からです。
●現場管理の実績は明らかであり、工期短縮も見事に実現している。
●しかし、工程管理のどの要素が工期短縮に寄与したか説明できない
●上記の事項を、答案では建設工学の法則として一般化できなければならない。
からです。

 作業は、多くの文献を探索しては取り寄せて、もっぱらAさんのご自身の業績と比較してもらう作業が続きました。ご自分が手がけた主な工事がどのような技術として類型化されるのかを考え、記述すべき業績内容の方向性を推し量ってもらったのです。

 この時期のコーチングは、一例をあげると次のように行っていました。
Aさん「橋の施工を効率化するため、私は陸上と海上の両方から施工することを提案しました。このことが技術的に優れていると思います。」
コーチ「そうですか。確かに効率化にはなりますね。しかし、両方から施工すると工期が短縮するのは当然のことではありませんか。その提案のどこが技術士にふさわしいと思いますか。・・・・」

 この初期のコーチングでは「技術士としての目」を養うことが中心となりました。数ヶ月目にはI .Zさんに次第に「技術士としての目」が備わってきました。最初は、文献をながめるだけに近かったのに、やがてご自分の業績の中から建設工学の法則として一般化できるものを拾い上げられるようになりました。そして、とうとう業績の核心をなす技術テーマ(工期短縮の理論)をご自分で発見したのです。

3. 第2期 応用技術の組み立て期
 この時期には、技術応用核心に気づいてから、業績内容の論理的な整理までを行いました。期間は3.5ヶ月(2005年3月〜2005年6月15日の)。メールのやり取りは24往復、面談は2回、チェックシートの修正は6回でした。

 長い準備期間の後に到達したテーマは、I .Zさんの最大の課題であった「同時に並行して現場作業が行われる場合の、生産設備の競合問題を解消する」というものでした。この第2期では、業績の方針や、問題点を明らかとし、対策を論理的に展開することが出来ました。

 このI .Zさんのテーマは、わかりやすく言うと次のようなものです。建設現場の工期短縮課題ではクリティカルパスという最も工期がかかる一連の作業を短縮することがテーマです。しかし、複数の現場があり、生産設備が共通(共用)している場合、他の工区と生産設備の使用予定が重なり、他工区の作業が終わるまで自分の工区の作業できないということになります。つまり、従来的なクリティカルパスの手法では役に立たないのです。この場合どうすべきか?

 実はこの問題の解決法は、経験を積んだ現場の管理者であればそれほど難しいものではありません。生産設備の競合を察知して工程全体を前にずらすとか、あるいは生産設備を他工区と上手に融通しあうとかいった、現場でごく普通に行われている対処方法にすぎないものです。I .Zさんの場合にも、言われるまでもなく実践していたことであり、言葉や法則してあらわすのが難しいだけでした。つまり、暗黙知だから気がつかなかったのです。

 この施工管理のテーマに気づいたきっかけは、I .Zさんが異業種の工程改善報告に関する記事に目を留めたときのことです。私は相談を受けたとき「これだ! これこそがI .Zさんの技術だ!」と確信しました。こうした技術は、技術者コンピテンシーに相当するものであり、暗黙知であることから、ご自身では気づきにくいものです。I .Zさんもやがて確信を持たれました。こうして、長い間の技術探索の結果としてI .Zさんは答案の中心テーマとなる技術応用の核心を特定できたのです。指導する側としてはナレッジマネージャーの目で、I .Zさんが探し出したものをみて「これですよ」と指摘するだけでした。

 コーチング作業はさらに続きました。技術士としては、技術をその事例で応用するだけでなく成果を他の事例でも応用できなくてはなりません。また、技術革新や経済情勢の変化に即応して、新しい形での提案も必要です。そこで、再びコーチングでした。

コーチ「橋の施工の効率化はできましたが、この技術は現時点ではいかがですか。もし同じ現場を今からやるとしたもっと上手にする方法はありませんか。」
I .Zさん「もう十分だと思いますが、生産設備を〜するとかですか?」
コーチ「いいえ、現状に満足してはいけません、当時は十分にやったかもしれませんが、今となっては反省するところもあるはずです。未来の大きな改善につながる新しい発見はありませんか。」
I .Zさん「・・・・」

 以上のようにして、業績の特定は行われていったのです。業績完成に寄与したことをまとめると次のようになります。

●関連する技術情報(文献、記事)との接触
●日常の業務を分析し、技術応用の要素の発見に努めたこと
●業務実績から貢献した要因(暗黙知)を特定し、法則性(形式知)として示すこと

4. 第3期 答案作成 (答案作成着手から模擬試験)
 最後のこの時期には、答案用紙に書き出し、総括の考えをまとめ、模擬試験まで行いました。期間は2005年6月15日〜2005年7月31日の1.5ヶ月でした。メールのやり取りは14往復、面談は1回、答案形式での修正は9回でした。

 この時期によく問題となるのは、字数オーバーです。I .Zさんもやはり答案に書きたいことを全部書いて文字数がオーバーしてしまいました。この原因は書くべきことが絞りきれていないからです。

しかし、最も注意しなければならないことは、文字数のカットではなく、概要説明を短くして、考察や見解に重点をおいた説明をすることです。方法論よりも業績で得た知見や専門家の見解のほうが大事なのです。この結果、最初は5行しかなかった「現時点での評価」は、程なくして1ページを超えるまでになり、説得力が増していきました。

 以上の作業の集大成として出来上がった答案は、この時点で合格を予感させるものでした。その一部、最後のまとめを以下に添えます。経験豊富な現場所長にふさわしい含蓄のある提言となっています。

 「工期短縮は、リスク概念やTOC(制約理論)の考え方に当てはめると、改善すべき点も多い。具体的には、1工程管理が全体的に見て最適か(2)工程はリソース制約を考慮した実現性の高いものか(3)工期遅れを生じさせないことがコストミニマムとなっているか等の視点から工事を管理していく必要がある。」

5. まとめ

 以上、ご説明したようにI .Zさんの指導は、コーチングによって暗黙知である技術者コンピテンシーを体得するというI .Zさんとコーチの共同作業でした。この間の活動は、面談こそ3回に過ぎませんでしたが、メールはなんと63往復、答案修正は19回にも上りました。合格に寄与した事項を総括しますと、次のようになります。

(1)技術士にふさわしい技術応用とはどのようなことかと問いかけ続けた。
(2)I .Zさんが自分の本質的な技術が何であるかを探索し続けた。
(3)上記(1)(2)に基づいてコーチが核心的部分を指摘した。
(4)I .Zさんとコーチの共同作業によって答案に書くべき事項を明確にした。

また指導する側の務めで寄与したのは次のことです。
●とにかくスピーディーに対処した。
●リサーチャーとして専門的技術情報の収集を支援した。
●業績の骨子について、最も評価が高まるようなまとめ方を提案した。

 一般的な添削指導と違って、コーチングでは大きな成果をあげられます。この理由は、コーチングでは受講者とコーチが(共に成長するため)常に最大の助言ができるからです。コーチングは受講者にとっても負担であり、途中からは自分で考えざるを得ない状況を作り出します。I .Zさんも答案が完成に近づいたころには、コーチングで指摘されるまでもなく「この成果はどうですか? あー、このようなことは技術士にふさわしいことではありませんね。」と自問自答できるまでになっていました。

 他方、反省もないわけではありません。コーチングには決まった答えがありません。いつも質問形式、それも抽象的なことばかりなので、人によってはいらいらするかもしれません。また、根気よく考え続けられない方には向きませんし、専門技術のない方や基礎から勉強しなければならない方にはむだとなります。

 今回は筆記試験合格までの指導についてご紹介しましたが、本講座のコーチング指導は口頭試験まで継続します。口頭試験では筆記試験よりもさらに「技術士にふさわしい」ことが求められるようになります。前記のようなトレーニングを積んだI .Zさんはその後、口頭試験でご自分の見解を淡々と語り見事合格されたのは言うまでもありません。本講座でのコーチング指導は手間のかかるものではありますが、技術士としての究極の目標を目指した最短コースなのです。

M・N様(仮名、建設部門 都市および地方計画)の場合

メールマガジン技術士合格への道 2006年 第4回 ― 合格者 M・N氏の場合(実施評価がなくても合格できた例) ―より

1. 合格者M・N氏の場合(実施評価がなくても合格できた例)

  M・Nさんは多彩な経験をお持ちの方でした。そして経験論文に書こうとされた新しい構想は確かに納得のいくものであり、根拠のないものではありませんでした。しかしながら、答案で紹介している業績は、研究途上であったり、計画段階であったりして実施されたことはなかったのです。しかも、 M・Nさんは技術士一次試験に合格したばかりで、いきなりの二次試験チャレンジでした。

この最初の時点で私が心配したのは次の3つのことでした。

●テーマの実施イメージを示せず構想だけで終わってしまう。
●実施例がないため、業績の評価ができない。
●実践を通してしか得られない「専門家の知見」を示せない。

この M. Nさんのように業績が実施途中であったり、未完成のため成果がアピールできないケースは、技術士試験の入門者によくあることです。 M. Nさんは文章力に長けているため、筆記試験は合格できるかもしれません。しかし、最悪の場合、口頭試験では経験不足を露呈して不合格となってしまう危険性もありました。このため初期の指導において次のように方針をとることを判断しました。

●申込書経歴欄において業績の成果や貢献を明確に書き記す
●論拠の不備は文献で補強する
●研究業務の将来的価値(意義)が大きいことを示す
●納得しやすい理論を示し、提案の実現性を確かなものとする
●類似の実施例を示し、提案内容の有効性を訴える

この結果、 M. Nさんは、初受験しかも、4月10日からスタートしたにもかかわらず最後には自信作の答案で合格できたのです。 M. Nさんの努力の過程を以下の部分で(主に経験論文について)要約して見ましょう。全体的には4つの時期に分かれます。

2.  第1期 業績確定期 
 最初に取り組んだ課題は、申込書の業務経歴欄の作成です。締め切りが迫っていましたので、この作業は2005年4月中旬の10日間という短期間で行われました。メールのやり取りは8往復、面談は一度だけです。

 当初、 M. Nさんは技術士の経歴として何を書けばよいかわからないという状態でした。これはたいていの方が最初にぶつかる問題です。技術士の業績とは何かをまず考えてもらうことにしました。

技術士に最も要求されるのは、なんと言っても技術応用力に代表される技術者コンピテンシーであり、試験ではその表出が求められます。技術士法自体が「科学技術の向上と国民経済の発展に資する」ことを目的としているため、技術士試験では、必然的に技術コンサルタントとしてのハイパフォーマーが選ばれるわけです。その本質は技術者コンピテンシーです。

ただし、このコンピテンシーというものは一種の暗黙知であり、言葉で簡単に教えることができません。短期間で申込書を完成するため、次のことに留意して業務経歴を考えてもらいました。

●業務名は具体性を帯びたものとする。
●業績は専門とする部門、科目に適合させる。
●業績内容ではなく自分の貢献内容を中心に書く。
●自分の保有技術がどのように貢献したかについて言及する。
●指導監督的立場にあることがうかがえるように書く。

 この初期のコーチングでは「技術士としての務め」を理解する準備段階であり、 M. Nさんは次第にその考え方を理解していきました。

3. 第2期 答案の骨子の組み立て期

 次の時期は、アイデアをもとに答案の骨子となる業績内容を組み立てた時期です。答案骨子となる内容の論理的な整理までを、4月下旬から5月中旬の約1ヶ月間で行いました。メールのやり取りは12往復、面談はなく、答案のもとになるチェックシート形式の書式での修正は6回でした。

 最初に着手したのは、業績においける技術士としての貢献度の明確化です。 M. Nさんの業績は一見して成功しているように見えましたが、「技術士の業績」としての評価を行いました。トヨタのカイゼンでも、「なぜ?」を10回繰り返せと言われており、問いかけは物事の改善の定石です。「なぜ、技術士にふさわしいといえるのか?」とコーチングで問いかけました。

その結果、いろいろなことが明らかとなってきました。当初、 M. Nさんは業務を計画するうえで考案したアイデアなどに貢献性があると考えているようでした。しかし、検討するうちに、専門とする部門の普遍的な技術体系を応用することが大事なのだと気がついたのです。そのほうが、応用性があり、新たな事例での展開が可能だからです。

こうして技術士としての貢献度を軸として、問題、対策、評価、将来課題へと急ピッチでまとめの作業が進みました。この最終段階でのコーチングは次のようなものでした。

M. Nさんの記述 ○○物件を○○として設計しました。
コーチ 貢献内容として向上したものはありますか。
M. Nさんの記述 ○と○により防災に寄与しました。
コーチ 何か評価尺度で見て良くなったといえますか。
M. Nさんの記述 それは、調査の結果としての評価ですか?
コーチ 「防災に寄与」したことが、「何の意義があるのか?」「どこが技術士らしいのか?」という評価をしてほしいのです。

 コーチングはこのような問いと答えの繰り返しが多いものです。こうした質問攻めが多いため、「早く答えを教えて・・・」という悲鳴や不満の爆発が絶えることがありません。しかし、自らの業績に対する厳しい見方が着実に M. Nさんの業績を「技術士にふさわしい」ものに変身させていくのです。

4. 第3期 文献調査期 (業績記述の論拠となる情報収集)
 
この作業は、前記の答案骨子のまとめに続いて行われていました。5月下旬から6月上旬の約20日間を要しています。メールのやり取りは6往復、検索結果のリストを2〜3回交換しました。

  M. Nさんの研究課題は都市計画の普遍的な問題を扱ったものであり、類似研究の存在が予想されました。通常、プロの研究員などが研究方針を定める際には既往研究をまずリサーチします。これには次のような意義があります。

●同一の既往研究が存在するなら、成果を主張できない。(盗用になる)
●すでに行われた研究を繰り返してはならない(ムダ、無意味の防止)
●過去の研究を利用してさらに新規なものを目指すべき(新領域開拓)

それまでの M. Nさんの研究はもっぱらご自分で気づいた範囲の文献やインターネット検索にとどまっていました。このため、専門とする事項に関して文献調査を行い、研究の周辺情報を探索することにしました。

すると、実質的な技術情報が次々に集まってきました。その文献とはいずれも業界の専門誌であり、その著者らは M. Nさんと同じ分野で研究に携わる人たちです。内容的には専門家の知見に富んだものばかりでした。

 この文献調査の結果、 M. Nさんの業績に対する知見は急速に深まっていきました。それまで、あいまいにしてきた研究の背景とか根拠となることに対して、信念を持って答えられるまでになったのです。

5. 第4期 答案作成 (答案作成着手から完成)
 最後のこの時期には、答案形式の論文を図表も含めて仕上げることを行いました。期間は6月中旬から7月末の約1.5ヶ月間です。メールのやり取りは17往復、面談はなく、答案形式での修正は11回でした。

 いよいよ答案作成の着手です。普通、答案作成の着手は、早ければ早いほど良いと思われています。答案の骨子も、根拠となる情報も固まったので後は楽勝と思われました。しかし、そのように結論するのは早計でした。先が見えない不安感から答案に着手してしまっていたのです。本来はできるだけ下準備をしてからかかるべきです。答案着手が早すぎた結果、次の問題にぶつかりました。

●図表が文章にマッチしていない。
●各項の説明が設問の要求に最適なものとなっていない。
●専門技術を対策の手段として活用する姿勢がない
●提案している目標が魅力的なものと読み取れない。
●専門家らしい一貫性のある将来展望がない。

そして、答案を修正する際、次の問題も生じました。

●6ページにわたる答案を修正するのは読解力を要する。
●部分的に詳述すると、他を削ることになるため2倍の手間がかかる。
●業績評価のための類似実施例を確認しないとできない。

こうして、土壇場に来て、最後の文献調査と答案直しが連日行われ、ようやく8月4日に答案は完成したのです。

6. まとめ

  M. Nさんの試験準備は信じられないほどのスピードで行われました。これはひとえに若さ(エネルギー)と根気によるものだと思いますが、あまりお勧めできるものではありません。特殊例であることをことわっておきます。(皆様はくれぐれも余裕を持って準備してください)

 この短期間での試験準備を成功に導いた要因として次の2つがあります。

(1)一貫して技術者コンピテンシーに着目して記述した。
(2)コーチングにより、段階ごとに最適な支援を行えた。

(1)は M. Nさんの弱点である「実施経験がないため業績評価ができない」という問題を解決しました。経験論文では、通常「体験」が問われます。しかしその真の目的は、体験の有無ではなく、体験から学び取ったことを次に生かせるかどうかです。一言で言うと「再現性」です。これは、体験の結果、技術者としてハイパフォーマーになったか否か、つまりは技術者コンピテンシーを確かめているわけなのです。

 一般的に筆記試験で技術者コンピテンシーを測る方法は次の3つくらいしかありません。

(a)体験内容の成果や貢献度を評価する。    過去の成果、実績
(b)体験から得た汎用的問題解決技法を評価する。未来の可能性、再現性
(c)仮想体験を設定し、解決法を提案させる。  即応的な技術応用力

 現在の筆記試験では(a)や(b)に相当します。 M. Nさんの指導においては(a)は無理なので、(b)で乗り越えるよう対策しました。「実施後の評価」を「類似例による評価」で代替し、過去の成果ではなく未来の可能性として表現しました。こうして「体験がない」という制約を乗り越えて、技術者コンピテンシーの表現に成功したのです。

 なお、余談ではありますが、試験法改正により2007年度試験は、上記(c)の形式となるものと予想されます。いずれにせよ技術者コンピテンシーを求められることには違いありません。(本講座の指導理念としてはなんら変更ありません。指導マニュアルの変更でこれに対応する予定です)

 (2)のコーチングの効果もまた大きいものでした。 M. Nさんの4月から試験日までの準備過程は、非常に密度の高いものでした。これを成功させたのはコーチングの「常にその時々の最適の助言ができる」という効果です。

初期段階 申込書に短期間で成果を示す。
中間段階 業績の課題や対策をまとめる。技術情報を入手する。
最終段階 専門家としての技術、知見、将来性、一貫性としてまとめる。

これらは、受講者とコーチが共に業績の課題について専門家となるからこそ可能なのだと思います。

 以上、筆記試験合格までの M. Nさんの道程をご紹介しましたが、実はこのあとに最大の試練が待っていました。口頭試験です。筆記試験よりもさらに経験が求められるため、口頭試験対策では更なる「技術者コンピテンシー表出作戦」に出たことはいうまでもありません。本番では予想通り経験内容に質問が集中しました。試験直後の M. Nさんのコメントはこうでした。

「この際、奇跡を信じるしかない状態です。沈黙はなかったものの、悲惨な状態でした・・・」

 これを聞いたとき、逆に私は M. Nさんの合格を確信したのです。筆記試験では技術者コンピテンシーを表出させたため合格できました。口頭試験も同じはずです。 M. Nさんはひるむことなく答えたのですから作戦は成功です。( M. Nさんはその時点では信じられない様子でしたが)結局、その後2月には合格通知が届いたのでした。

U・M様(仮名) 建設部門 都市および地方計画

メールマガジン技術士合格への道 2006年 第5回 ― 合格者U・M氏の場合(主業績に絞り込んで合格できた例) ―より

1. 合格者U・M氏の場合(主業績に絞り込んで合格できた例)

 U・Mさんは都市計画系コンサルタント会社にお勤めの中堅技術者であり、設計グループのリーダーを務める都合上、多忙を極めた方でした。このため技術士の準備の時間がほとんど取れず、答案準備に充てられたのは5月の中旬から7月下旬までの2.5ヶ月しかありませんでした。このような短期間で合格できたのは、やはりU・Mさんが市街地再開発や行政の都市計画など専門的な業務経験をお持ちで、かつ管理業務もこなしていたからだと考えます。ただし、U・Mさんは二次試験の本格的な受験は初めてなので少なからず不安がありました。そしてこのような焦りからたくさんのことを答案に書き出す傾向がありました。

この最初の時点でのU・Mさんに対する指導方針はこうでした。

●何を書けば合格に寄与するのかを理解してもらう。
●経験や知見がたくさんありすぎるため、整理して絞り込む。
●とても忙しい方でしたので、都合にあわせてタイミングよく対応する。

このため、次のような指導方針の下にコーチングを行いました。

●まずは問いかけをして考えてもらう。
●その問いかけによる気づきを促す。(暗黙知→形式知)
●はじめに留意点を挙げる。それを踏まえて準備・作成する。
●良い記述とそうでない記述の内容と理由を説明する。
●業績の中心となる軸を自分なりに考える。

この結果、U・Mさんは、初受験しかも、4月3日からスタートしたにもかかわらず、大きな苦労もなく完璧な答案で合格できたのです。主業績に絞り込む作戦が奏功したものと考えます。U・Mさんの試験までの過程を以下の部分で(主に経験論文について)要約してみましょう。全体的には3つの時期に分かれます。

2. 第1期 業績確定期 
 最初に取り組んだ課題は、やはり申込書の業務経歴欄の作成です。締め切りが迫っていましたので、この作業は2005年4月初旬〜中旬の9日間という短期間で行われました。メールのやり取りは5往復、面談は一度です。

 U・Mさんはベテランなので技術士の経歴として何を書くべきかを把握されていましたが、「どのように記述するか」という疑問があったようです。それも、どこまで具体的に書くか、あるいは一般的表現として概略的にすべきかが判然としない状態でした。次のような問題です。3つの表現を見てください。

(1)づくり条例の策定及び指導」
(2)「市民参画による蔵造の街・まちづくり条例の策定及び指導」
(3)「○○地区の市民○○人が参画した、○○手法によって町並み景観(建物形体、外壁素材など)の統一性を高めた蔵造の街・まちづくり条例の策定及び指導」

これは同じ業務経歴を3段階の内容で記述した例ですが、(2)が最も適当ですね。(1)では簡潔ではあるものの分かりにくいし、(3)では分かりやすい反面長すぎます。つまり、文章表現の明解性と簡潔性はトレードオフの関係にあり、限られた文字数の中でそれぞれどうバランスさせるかが大きな課題であるということです。幸い申込書の業務経歴は字数制限があるため、特に意識することもなく、申込書を提出することができました。

一般的には、文字数がオーバーするという問題はあまり重大には考えられていません。せいぜい単なる文章作成上の問題に過ぎないと思われているようです。しかし細部の記述と文章全体をどううまく両立するか(全体最適)は実はナレッジマネジメントの一機能であり高度な技能なのです。

3. 第2期 答案の骨子の組み立て期

 次の時期は、経験内容をもとに答案の骨子となる業績内容を組み立てた時期です。内容の書出しから整理検討までを、5月中旬から7月中旬の約1ヶ月間で行いました。メールのやり取りは11往復、面談は3回、答案のもとになるチェックシート形式の書式での修正は6回でした。

 この時期に行ったのは、

(1)自分の業績の軸となる技術の本質を見極める。
(2)上手にプレゼンテーションする。

ということでした。とにかく専門家なので業績はたくさんあり、逆に混乱気味であり、業績を原稿用紙に書き出すと1件で15ページにもなってしまいました。しかもどこも捨てがたい内容なので絞り込めません。しかし、それでは答案が「爆発」してしまいますので、どこかで切り詰めねばなりませんでした。

この文章の「爆発」を収拾したのは、自分の業績の軸となる技術の本質を見極め、中心となる業績に説明を絞り込むことでした。意外と思われるかもしれませんが、文章を切り詰めるのに重要度の低い記述を削除するという消去法では決してうまくいきません。短い記述となり意図する内容も削減されてしまいます。逆に主張したい業績のエッセンスを中心に文章を再構築すると意外とうまく行くのです。このために業績の軸となる技術の本質を見極める必要がありました。

また、上手にプレゼンテーションする必要もあります。ねらいを定めて書かないと業務の経緯など前置きや苦労話が多くなり、結論が遠くなります。この対策として本研究所では「業績記述チェックシート」というツールを用意しています。これは答案作成のねらいを列挙し、業績を書く際のターゲットを定める役割があります。業績内容を思い浮かべながら書いていくと、自然と答案の骨子がまとまってくるというものです。

また、答案では具体的な行為の記述を短い言葉で表せる概念としてまとめることも必要です。それはコーチングの際に「今おっしゃった〜ということは言い換えれば○○○ですね」というような助言として行いました。

そのかいもあって31行もあった問題点の記述は4項目(10行)に整理され、解決策の記述も91行から25行へと絞り込めました。この結果として冗長感のあった文章がまったくムダのない「筋肉質」の答案へと変身したのです。

 この感覚についてU・Mさんは後にこう語っています。
「答案のねらいが分からないと、普通は突っ込んで書こうとは思わない。」
「表現したいことが分からないときに、『その本質はこういうことでは?』といってもらえると非常に整理できる」
ということでした。

4. 第3期 答案作成 (答案作成着手から完成)
 最後に残されたこの時期はわずか半月あまりでした。この期間に答案形式の論文として図表も含めて仕上げることを行いました。メールのやり取りは3往復、面談はなく、答案形式での修正はわずか3回でした。

 ほとんど答案は書き出すだけと考えていましたが、作成してみるとまたしても文字数オーバーでした。3600字の制限に対して4800字ありました。そこで再び、業績のねらいを絞り込みました。

 ここで改めてU・Mさんの業績について、その難解さを説明しておきましょう。U・Mさんは行政から委託を受けて都市計画プランを策定していました。この業務は複雑かつ広範囲にわたる業務です。問題の構造は次に示すように答案を難解にする複数の要素がありました。

●対象行政エリアでは、地域毎に異なる都市計画課題がある。
●都市計画課題の問題が階層構造をなしている。
●成果を金額で評価しにくい
●業務上の問題解決に工学的法則性を当てはめにくい

これに対してU・Mさんは次のような業務課題として整理しました。
(1)土地利用ポテンシャル評価に基づく環境保全型の土地利用の推進
(2)用途地域境界における建築規制
(3)農地の開発投機の防止による都市計画の推進
(4)まちづくりを円滑にするための新たな組織づくり

また技術的成果は次のような項目を挙げました。
(1)緑地の確保
(2)適正な開発事業の誘導
(3)経済的で、スピードのあるまちづくり
(4)適正な意思決定を導くまちづくり条例の策定

現時点での評価は、
(1)景観法と都市MPのコラボレーション
(2)地域・地区住民によるまちの成長管理
という最新傾向と将来展望の両方の視点からの評価となっています。

そして答案は次のような業績の一貫性を感じさせる含蓄のある言葉で締めくくられていました。
「私は、今後も、民主的な計画規制と意思決定システムについて研究・開発を進めて、環境保全・経済的効果の高い計画及び仕組みを提案していきたい。」

5. まとめ

 U・Mさんの試験準備は作業時間としては短かったものの、内容の濃いものでした。業績として記述されたものがすべて長年の経験に基づいたものであり、多くの知見があったからだと思います。U・Mさんは答案形式で業績をまとめるという作業だけが苦手のようで、それを乗り越えるとほとんど心配なく順調に進みました。

 さて、一般的に技術士試験の指導においては、受験者の業績内容もレベルもまちまちであり、定型化しにくいものです。合格するための方法は暗黙知であるため、指導法として説明しにくいのです。そのため次のようなことがいえます。
●大部分の講師は「自分が合格した時点での体験」をもとに採点する。
●自分の合格体験記を合格法のお手本として書く人が多い。
●合格体験という暗黙知をある種のテクニックと称して「伝授」する。
●書いたものを「添削」するという指導がほとんど。

 これらの方法は、教える側の負担が少ないため、結果として「安い費用で指導を受けられる」というメリットはあります。しかし、個別の業績では的確な答えが得られるとは限りません。受講者のそれぞれのケースにおいて技術応用の過程を解明することは指導範囲外です。講師の体験の範囲を超えてまで教えてはもらえません。

 技術士合格への道研究所ではこうした指導の限界を打破するため、合格体験に依存しない、科学的な能力開発の方法をとります。これはつぎの2つに集約されます。

(1)コーチングにより、段階ごとに最適な支援を行う。
(2)技術者コンピテンシーに着目して答案を記述する。

(1)の「コーチング」は理解しやすいものなので省略します。(2)「技術者コンピテンシー」は本講座を修了された方でもよくわからない方が多いようです。理論の中心ではあっても直接それを意識することはないからです。その具体例を表すと次のようなものです。

●業績の貢献度や成果といった価値が最大化するようキャリアの一貫性を打ち出す。
●複雑な業務内容を明解に論述するため、留意点に着目して記述する。
●受験者の体験、知見を補うため類似の専門技術論文を提供する。
●業務の結果ではなく技術の応用過程を明確にする。

こうした技術者の応用力は、技術者コンピテンシーの中核をなすものであり、2007年度の試験法改正においてもますます重要性が高まることは違いありません。本講座ではこれまでの指導理念をなんら変更なく対応する予定です。

 さてU・Mさんのケースに戻りましょう。U・Mさん自身も技術者コンピテンシーはよくわからないものの、受講中は「合格のための理論」みたいなものが感じられたそうです。そして「こうやれば自分も合格できるんだ」と分かり、また「困ったときにはきちっと対処方法を教えてくれる」ので、終始安心感があったと感想を述べています。

そして、最終答案を見たとき、私はU・Mさんの合格を確信し、「これは合格できますよ」と言ってしまったのです。U・Mさんはまだ、半信半疑のようでしたが、その後ちゃんと口頭試験にも合格されたのでした。

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